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beyerdynamic、テスラ技術搭載BTヘッドフォン「Amiron wireless JP」7月上旬発売
2018年6月20日 15:01
ティアックは、beyerdynamicのBluetoothヘッドフォン「Amiron Wireless JP」を7月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後。
4月に開催された「春のヘッドフォン祭 2018」で発表され、「2018年夏の発売」とアナウンスしていた。発売日や価格が決定した形となる。
強力な磁束密度のテスラテクノロジーを搭載したワイヤレスヘッドフォン。既発売の有線接続ヘッドフォン「AMIRON HOME」をベースとしているが、タッチパッドによる操作性の高さや、スマホ向けアプリ「MIY」(Make it Youres)を使った、ユーザーに最適化したサウンドにカスタマイズする機能なども利用できるのが特徴。
「Bluetooth再生に対応すべく、最適化された」というテスラテクノロジードライバを搭載する。Bluetoothの音声コーデックは、SBC、AAC、aptX、aptX HDのほか、aptX LLもサポート。最大48kHz/24bitのワイヤレス伝送に対応。プロファイルはHSP、HFP、A2DP、AVRCP、GAVDPに対応。マイクも搭載し、スマホと連携してハンズフリー通話も可能。
ハウジングは密閉型。右側のハウジングに備えたタッチパッドで各種操作ができる。有線接続も可能で、4極ステレオミニのケーブルが付属。ケーブルは片出しで、長さは1.2m。有線接続時の感度は100dB(1mW/500Hz)。
インピーダンスは32Ω。再生周波数帯域は5Hz~40kHz、バッテリの連続使用時間は30時間。充電時間は約2時間。重量は380g。
イヤーパッドにはマイクロベロアを、ヘッドバンドにはアルカンターラマイクロファイバーを使っている。
「MIY」(Make it yours)というスマホ向けのアプリを組み合わせて利用可能。ドイツにあるMimi Hearing Technologiesというメーカーと共同開発したもので、同社は聴覚を科学的、医学的に研究しており、個々の人間の聴力にあわせたサウンドを提供する技術を持っている。
アプリを立ち上げると年齢を聞かれ、ユーザーの年代に合わせたプロファイルを利用可能。より詳しいプロファイルを作る事もでき、生まれた年を入力し、その後に片耳約3分程度の聴力テストがスタート。それをもとに、耳の左右別、周波数帯別の“最小可聴値”を測定。結果をもと、ユーザーごとに最適なサウンドプロファイルが作れる。そのデータをアプリからヘッドフォン本体に転送する事で、リスナー個人の聴覚に合った再生ができるとする。
ユーザーが聴き取りにくい音量や周波数域を判別し、ヘッドフォン側でそれを補うように再生できるため、小さい音でもフラットなサウンドで楽しめ、耳に優しいほか、大きな音量でもフラットなサウンドになり、耳も痛くなりにくいという。効果のレベルは調整できる。
アプリには、ユーザーがどのくらいの音量で聴いているかなどを分析するトラッキング機能も搭載。長時間聴いていると「少し休憩しましょう」など、耳の負荷にあわせたアナウスもしてくれる。アプリからは、ハウジングのタッチ操作の感度設定も可能。