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BenQ、THX HD認証取得の4K/HDRプロジェクタ「HT8060」

 ベンキュージャパンは、THX HD規格認証を取得した4K/HDRホームシアタープロジェクタ「HT8060」を5月18日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は60万円前後(税込)。

HT8060

 BenQ Cine Pro(シネプロ)シリーズ初のHDR対応DLPプロジェクタで、830万画素の鮮明さとRec.709による画質、50,000:1のダイナミックコントラストなどが特徴。DMDチップは415万個(2,716×1,528)のマイクロミラーを用い、時分割で2枚の415万画素映像を左右に出力し、4K映像として表示。「真の4K UHD 830万画素」としている。

 輝度は2,200ルーメン。HDR信号はHDR10に対応し、Ultra HD Blu-rayなどのHDR映像を楽しめる。また、通常の映像もHDR相当に拡張する「自動HDR」も搭載している。

 質感を向上する「4Kピクセルエンハンサー」や色表現を向上する「カラーエンハンサー」、美しい色合いを実現する「フレッシュトーン」などの「CinemaMaster Video+」を搭載している。

 また、THX HDディスプレイ認証を取得。Rec 709の色精度や精密なガンマ、理想的な色温度、均一性などを維持し、事前キャリブレーションにより映像を忠実に再現できるという

 レンズは、光学1.5倍ズームで、最適にピントを合わせるためのズーム比を最適化する「True Zoom(トゥルーズーム)」システムを採用。100インチの投射距離は3m~4.5m。縦±65%、横±27%のレンズシフト機能も備えている。

 3Dにも対応。オプションの3D専用メガネ「DGD5」を使って、3D映像を楽しめる。なお、4K解像度での3D表示には対応しない。

 HDMI入力は2系統で、HDMI1がHDMI2.0とHDCP2.2対応、HDMI2がHDMI 1.4aとHDCP1.4対応となる。ミニD-Sub15ピン×1も装備。制御系の端子として、RS-232CやLAN、USB、12BVトリガーも備えている。

 ランプは240W。静音性は23dB(エコノミー)/26dB(標準)。消費電力は最大384W。外形寸法は470.7×564.7×224.9mm、重量は約14.8kg。