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アイ・オーのPC用USB地デジチューナがWindows 10専用で復活。「GV-MVP/AZ」

 アイ・オー・データ機器は、USB 2.0接続のパソコン向け3波チューナ「GV-MVP/AZ」を6月下旬より発売する。価格は14,300円。対応OSはWindows 10。

GV-MVP/AZ

 地上/BS/110度CSデジタル放送の受信に対応するPC用のUSBシングルチューナ。ハードウェアトランスコーダを搭載し、最長15倍の長時間録画ができる。

GV-MVP/AZをノートPCに繋ぎ、地デジ放送視聴や番組録画ができる
地デジ放送の視聴イメージ

 再生・録画ソフトはUIを一新した「mAgicTV 10」。従来のmAgicTVで搭載していた、テレビ視聴・番組録画・BD/DVD書き出しなどの基本機能を引き継ぎつつ、Windows10対応でシンプルなUIにリニューアルした。全画面表示とウィンドウ表示を切り替えられ、PCで別の作業をしながらウィンドウ表示にして「ながら見」することも可能。

mAgicTV 10のメニュー画面
録画番組の視聴イメージ

 Gガイド番組表は、最大一カ月先の特集番組や注⽬番組をチェック可能。番組イメージがサムネイルで表⽰されて簡単に確認できる。番組追従録画機能、追っかけ再生、1.5倍速/2倍速の音声付き早見再生、スタンバイ・スリープ休止状態からの復帰録画などが可能。録画番組のBD/DVDへの書き出しにも対応する。

番組表から録画予約できる
録画予約の詳細編集画面

 GV-MVP/AZを複数台接続して、最大8番組の同時録画が可能。8ch同時録画と15倍の長時間録画を組み合わせて全録レコーダとしても使え、8ch同時録画を1週間⾏なった場合のHDD容量は約1TBで収まるとする。古い番組を自動消去して容量確保もできる。

 かつて発売していたGV-MVP/XシリーズのUSBチューナやPCI接続テレビキャプチャカードと組み合わせて多チャンネル録画環境を構築したり、Xシリーズで録りためた過去番組の視聴も可能。

背面

 外形寸法は約100×75×26mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約86g。miniB-CASカードやUSBケーブル等が付属する。

 アイ・オーではスマホやPCでテレビを観られるHDDレコーダ「REC-ON」シリーズなど、ネットワーク対応チューナを展開しているが、USB接続の本格的なPC用チューナは2012年の「GV-MVP/XZ3」以来5年7カ月ぶりとなる。直近3年はPC/スマホ向けのUSBチューナの市場規模が堅調で、一定のボリュームゾーンとなっているため、「mAgicTV資産を活用し、シンプルなチューナ製品の再立ち上げを行なう」としている。