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27年ぶりに蘇る名作アニメ「ウルトラマン USA」Blu-ray発売。35mmネガからHD化

 円谷プロダクションは、アメリカのハンナ・バーベラ・プロダクションと共同製作したアニメーション作品「ウルトラマン USA」をBlu-ray化。9月26日に発売する。価格は7,800円。品番はBCXS-1392。

ウルトラマン USA Blu-ray
©円谷プロ

 “アメリカの匂いが漂うウルトラマン”をコンセプトに製作、1987年10月に全米にて放映された作品。日本では、1989年4月に「ウルトラマン大会(フェスティバル)」と題して短編アニメ映像等と共に劇場公開。1989年9月にVHS、1991年7月にはLDを発売したが、これまでDVD化はされていなかった。今回のBlu-ray化では、日本語版に加え、英語版「ULTRAMAN:THE ADVENTURE BEGINS」本編も初収録。35mmのネガフィルム(原版)をハイビジョン解像度でデジタルデータへ変換し、鮮やかな映像で27年ぶりに蘇る。

©円谷プロ

 本編は日本語版が75分、英語版が78分。映像は1080p(4:3)。音声はリニアPCMで、日本語はステレオ、英語はモノラル。

 特典として、ウルトラマン大会の「ウルトラマンキッズ」幕間映像を収録。ウルトラマン大会は、長編アニメ作品である「ウルトラマン USA」をメインに、「ウルトラマン 恐怖のルート 87」、「ウルトラマン A 大蟻超獣対ウルトラ兄弟」、「ウルトラマンキッズ」を含む興行の総称。「ウルトラマンキッズ」は、プログラムの中核をなす各作品の冒頭に作品紹介として挿入された。BDには、この「ウルトラマンキッズ」部分だけを集めて収録している。そのほか、企画書のデジタルギャラリーも収める。

 アニメの実制作は日本のアニメ制作会社であるスタジオ・ザインと葦プロダクション(現・プロダクションリード)が担当。「80年代にロボットアニメなどを主舞台に隆盛を極めた、人体のボディアクションに特徴的な日本のアクション作画トレンドの冴えが随所に活かされ、ドラマを盛り上げている」という。監督は日下部光雄。脚本はジョン・エリック・シーワード。モンスターデザインは雨宮慶太らが手掛けている。

 声の出演は、スコット・マスターソン(ウルトラマンスコット):古谷徹、チャック・ギャビン(ウルトラマンチャック):小川真司、べス・オブライエン(ウルトラウーマン):鶴ひろみ ほか。

あらすじ

 M78星雲の中の一惑星・ソーキンが原因不明の爆発を起こした。その惑星種族であるソーキン・モンスターが巨大な隕石となって宇宙
に散らばり、その一つが地球に飛来。隕石は大気圏突入とともに四散し、北アメリカ大陸の各地に落下した。

 米空軍・アクロバットチーム“フライング・エンジェルス”のメンバー、スコット・マスターソン大尉、チャック・ギャビン大尉、ベス・オブライエン中尉は、飛行ショー中に起きた事故での不思議なできごとをきっかけに、地球を守るためモンスターを追って M78星雲からやってきたウルトラマンたち「ウルトラチーム」とそれぞれが一心同体となったことを知る。重大な使命を受けた3人は、ウルトラマンスコット、ウルトラマンチャック、ウルトラウーマンベスとなり、「ウルトラフォース」として平和への誓いを新たにし、ソーキン・モンスターとの戦いに挑むのだった。

©円谷プロ

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