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iFi audio、電源ノイズを低減するという「iPurifier DC2」、USB用「iPurifier 3」
2018年6月7日 14:11
トップウイングサイバーサウンドグループは、iFi audioのiPurifier 2機種を6月11日に発売する。オーディオ機器とDCアダプタの間に接続して電源ノイズを低減するという「iPurifier DC2」と、USB信号の改善を謳う「iPurifier 3」で、価格は各16,000円。
iPurifier DC2
iPurifier DCの最新バージョン。従来モデルには同梱されていなかった極性反転アダプター(センタープラスをマイナスに変換)も、日本からの要望により同梱するように改善。一部センターマイナスのエフェクター機器にも、追加アダプタを購入せずに使えるようになった。
AMRの特許技術を取り入れたミリタリー・グレードのANC(アクティブ・ノイズ・キャンセレーション)を引き続き搭載。スイッチ・モード電源(SMPS)プラグから発生するノイズを低減するという。
1Hz~5GHz以上まで有効という広帯域設計で、5V~24V(3.5A/84Wまで)のすべての電源に対応する。
新しいパナソニック製のSP-Capポリマー・アルミニウム・キャパシタを搭載。超低ESR(等価直列抵抗)を備え、より優れたノイズ低減性能を持ち、従来以上に温度と周波数も安定させたという。
新しい高精度MELF(Metal Electrode Leadless Face)抵抗器も内蔵。より優れた正確性、安定性、信頼性、パルス負荷能力を実現。カスタム・オペアンプや、銅合金シールドも新しくなっている。
iPurifier 3
6月11日発売のiPurifier 3はUSB-Bタイプで、Aタイプは後日発売予定。機器のUSB入力に挿し込むだけで、「USB信号の品質を幅広く改善し、一般的な電気、プロトコル、データの問題からEMI/RFIの問題に至るまで、すべてをアクティブに解決することを目指した」という製品。
アンバランスUSB信号を再イコライジングし、オーディオ・データー・ストリームを改善。USBオーディオ・データ・ストリームを再クロック、再発生、反復。同時にUSB電源ノイズを100倍以上減少させるとしている。
ANCを新しくアップグレード。ミリタリー・グレードの回路は、さらに広帯域に作用するという。OS-CONやMELF抵抗器、金メッキ銅合金シールドも新しいものを搭載した。
アナログオーディオフェアにも出展
6月9日、10日から損保会館で開催される「アナログオーディオフェア」では、トップウイングとACOUSTIC REVIVE共同のブース(504号室)を出展。M2TECHのフォノイコライザー兼ADコンバータ、DAコンバータなど、すべてのDC電源使用機材に本機を接続。その効果を体験できる。
また、6月9日(土)12時30分~13時には、Tien Audioの新製品「TT5」の発表会も実施。Tien Audioは、世界有数のターンテーブルコレクターとして数百台もの機器を所有するジェフ・ティエン氏が主宰するメーカーで、台北で2002年からビンテージ機器のメンテナンス及び販売を実施。2011年から自社ブランドTien Audioの機器開発・製造を行なっている。
新製品「TT5」は、「TT3」の発展形で、3モーター・サスペンション・システムなどの特徴はそのままに、コントローラーを新しいベースユニットに付け替えることによって、3段階デジタル・トルク・コントローラーの使用が可能。様々な時代のレコードを、最適なトルクで演奏できるという。