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エミライ、iFi audioから生まれたアクセサリーブランド・SilentPower取扱開始。一部製品を平均約10%値下げ
2024年9月9日 11:00
エミライは9日から、iFi audioを母体に新たに生まれたオーディオアクセサリ製品ブランド・SilentPowerの取り扱いを開始。SilentPower日本語ブランドサイトも公開した。なお、SilentPower名義で発売する旧iFi audio製品の一部に関し、国内と海外の価格差の見直しを行ない、以下の製品を9日から平均約10%の値下げする。
- 価格改定製品
iPower2 (5V, 9V. 12V, 15V)
LAN iSilencer
iPurifier3 - Type B
iSilencer+ (Type C >Type C ,Type C >Type A, Type A >Type A)
iDefender+ (Type C >Type C, Type C >Type A, Type A >Type A)
SPDIF iPurifier2
Power Station
オープンプライスで、店頭予想価格は110,000円前後。オーディオに特化した電源ブロックで、8つの個別端子を搭載。堅牢でスタイリッシュなダークアルマイト加工のアルミニウム製筐体を採用し、RFIやEMIノイズを一掃したストレスのないオーディオ体験を提供するという。
アクティブ・ノイズキャンセリング・ヘッドフォンのように、入力される電気ノイズと同じ信号を逆位相で生成し、ノイズを効果的にキャンセルする「Active Noise Cancellation II」機能を搭載。低周波数帯域を含む全周波数帯域にわたってノイズを動的に排除する。各端子にはパッシブフィルターも追加し、非常に高い周波数のノイズも除去する。
動作時に別の干渉を受けることを防ぐため、各端子はチャンバー内で独立して隔離されており、さらに振動を抑制するEVA(エチレンビニルアセテート)も追加。優れた導電性を持つ99.9999%純度のOFHC(無酸素高伝導銅)の連続鋳造銅(PurCopper)を採用する。
グランドと極性検出機能も内蔵。4mmのバナナソケットを追加し、グランドがない場合でもグランド・ケーブルを使用してグラウンドを作成できるようにしている。また、すでにグランド接続がされている状態でさらにグランド接続を行っても、グランド・ループを引き起こさないように配慮している。
極性検出や、最大30,000A@1,000V/10uSのサージ保護機能も搭載。電源の急激な変動やショートを検出すると、PowerStationは自動的にシャットダウンし、接続された機器を保護する。
なお、オリジナルのAC iPurifierとPowerStationと一緒に使用する事も可能。デジタル機器とアナログ機器を分離することで、ノイズの混入をさらに抑えられるという。
iPOWER ELITE
オープンプライスで、店頭予想価格は49,500円前後。
最新の「Active Noise Cancellation II」技術を搭載。入力される電気ノイズと同じ信号を逆位相で生成し、ノイズを効果的にキャンセル。特に、低・中周波数帯域のノイズに対して圧倒的な効果を発揮するという。その一方で、パッシブ・インシュレーション・フィルターが高周波数の干渉を取り除くことで、ノイズの影響を最小限に抑える。
押出成形された航空機グレードのアルミニウムシャーシの内部に、60Wの高性能アダプティブマルチモードコントローラーや、優れた放射ノイズ抑制性能を実現するスイッチング周波数変動技術などを投入。
アダプティブマルチモードコントローラーのための電源容量を400%増加しているほか、大型のPower MOSFETや低リーケージトランスも投入。ノイズフロア1uV以下を実現している。
iPower2
オープンプライスで、店頭予想価格は14,300円前後。オーディオ用ACアダプターで、Active Noise Cancellation IIを搭載。出力電圧に5V、9V、12V、15Vの4つのバリエーションを用意。さまざまなサイズの5種類のアダプターが付属しており、73%のDCプラグに対応。さらに、センターネガティブ給電を必要とするプロ用オーディオ製品向けに、リバースポラリティ(白色プラグ)も付属する。
LAN iSilencer
オープンプライスで、店頭予想価格は15,950円前後。ネットワークから来るオーディオ信号を歪ませる電気的ノイズを取り除き、ノイズフロアや干渉を低減するという製品。
有線接続を使用しているネットワークにてノイズを減少、または最小限に抑えるという。ルーターとの接続、スイッチングハブとの接続、壁のLANソケットに直接接続でも使用可能。
ギガビットレベルのEthernetにも対応。トランジエント電圧サプレッサー(TVS)により、サージや電圧変動から機器を保護する。
iPurifier3
オープンプライスで、店頭予想価格は27,500円前後。USBのノイズやジッターに関する問題を解決するという製品。
第3世代のiPurifierは、69×19×20mmというコンパクトな形状で、USB Type AとUSB Type Bのモデルを用意。
Active Noise Cancellation IIの技術を採用し、一般的なノイズフィルターと比較して100倍の効果があり、-40dBのノイズ低減を実現するという。
さらに、REclock、REgenerate、Rebalance技術も搭載。USBオーディオと電源の流れを積極的に修復し、ジッターを排除し、音楽の滑らかな再生を実現するという。
iSilencer +
オープンプライスで、店頭予想価格は11,000円前後。
USBオーディオにおいて、コンピュータの電源からの電気ノイズの影響を取り除くという製品。コンピュータのUSBポートに直接接続し、コンピュータとDACの間のリンクとして機能。EMIやRFIといったソース機器から流入する電気ノイズを根本的に除去し、「音楽はよりクリアで温かみがあり、透明感が増し、低音も強化する」という。
また、放射EMIノイズをさらに低減するために未使用のUSBポートにも接続するのも効果的だという。Active Noise Cancellation II技術も投入。さらにクリック音や歪みを排除するために、独自のREBalanceテクノロジーも採用している。
iDefender +
オープンプライスで、店頭予想価格は11,000円前後。
オーディオチェーン内で複数のプラグを使用すると、複数のグランド・ポイントが発生。これらがグランド・ループ問題を引き起こし、不快なノイズやバズ、歪みの連鎖を生み出すという。iDefender+は、それを解決する製品。
ソース機器のUSBソケットに差し込むと、iDefender+はグランド・ループ問題があるかどうかを検出。ソース機器のグラウンドをインテリジェントに切断することでグランド・ループを断ち切り、ハムノイズを除去すると同時に、システムのノイズフロアを低減。解像度とダイナミックコントラストを向上させるという。
iDefender+を使用しているDACが、外部からのUSB電源に依存していて、電源コンセントや内蔵バッテリーを使用していない場合は、iDefender+の側面にあるUSB Type Cソケットに外部電源を接続すると、接続されているソース機器らの電力を遮断。外部電源からのクリーンな電力をDACに供給する。
SPDIF iPurifier2
オープンプライスで、店頭予想価格は39,600円前後。
光デジタルや同軸デジタル出力を備えた機器と組み合わせて使う。ジッターの影響を低減するというもので、「音にさらなるダイナミックコントラスト、温かみ、そしてシャープな高精細さが加わる」という。
10MHzのグローバル・マスタータイミングフェムトクロックや、タンタル100uFコンデンサ×4基を搭載。電源リップルを改善、改良されたMCUファームウェアによるパフォーマンスの最適化も実施。ガルバニック節円、金メッキを施されたEMI/RFIシールドも備えている。
光デジタルケーブルや同軸デジタルケーブルを使って、ほぼすべてのS/PDIFのソースで利用可能。同軸と光による同時出力が可能なため、2台のオーディオ機器への同時接続や同軸から光、もしくは光から同軸への変換器として使うこともできる。