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オンキヨー、国内外でTV用スピーカー供給と音質監修を強化。Compal製TVにも

 オンキヨーは12日、テレビへのスピーカー供給や音質監修を行なう提携を、国内外で拡大していることを報告。'16年より開始している台湾Compal製テレビへのスピーカー供給も、好調に推移しているという。

 オンキヨーグループでは、ハイレゾ音源の配信や高品質なオーディオ機器の開発により培ってきた音に関する技術を用い、生活のいたるところで「音」による新しい付加価値を提案。その取り組みが、オーディオの分野を超えて広がっているという。

 同社主力事業の一つであるOEM事業においては、テレビメーカー各社に対し、オンキヨー製スピーカーや同社独自の音質チューニングを提供。「Sound by Onkyo」や、「Onkyo Speakers Installed」など、テレビ製品にサブブランドとして付される“ブランドコラボレーション”の形での採用も国内外で増えているという。

 国内ではシャープAQUOSの複数機種において、共同開発した2chスピーカーシステムが搭載され「Sound by Onkyo」のロゴが付与。また、アイワの4K液晶テレビ「UF10シリーズ」にオンキヨー製のスピーカーシステムを搭載し、「Onkyo Speakers Installed」ロゴが付けられている。

 Compal製の北米市場向けテレビ製品にも、スピーカーの供給を開始。その数量は予定を上回って出荷されており、今年度は同社のテレビ新製品への採用を目指し、検討を重ねているという。

 トルコのVestelが開発/生産するテレビの一部には、技術的なサポートとともにスピーカーユニットの供給を今年より開始。高音質の証として「Sound by Onkyo」 のロゴを付与することも含め協議を進めているという。

 中国のTCLグループには、Onkyoブランドの使用を含むTCL製テレビの音質強化のための協業を進めている。