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歌舞伎町に劇場やライブホールの複合エンタメ施設。東急が'22年度竣工へ

 東京急行電鉄(東急電鉄)と東急レクリエーションが、東京・歌舞伎町エリアにおいて推進する「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」が6月21日に認定された。2019年7月の着工、2022年度の竣工を計画。劇場やライブホール、映画館などの複合エンターテインメント施設を中心とした、新たな観光拠点となることを目指す。

大久保方面(北西側)からの眺望イメージ

 新宿TOKYU MILANO跡地を中心とした約4,600m2の敷地で推進している再開発計画。東京圏国家戦略特別区域における国家戦略都市計画建築物等整備事業として審議、6月14日に内閣総理大臣による認定を受け、6月21日に告示された。

 地上40階/地下5階、約225mの高層複合施設を計画しており、大衆娯楽文化を世界に発信するステージとなる劇場、ライブホール、映画館などの複合エンターテインメント施設となる。

シネシティ広場と連動した映画イベント(上)や地域連携音楽イベント(下)なども想定

 海外旅行者のニーズに対応するホテルや、地域の社交場となるレストランなどの宿泊/交流機能を一体的に整備。「まちの核となる新たな都市観光拠点を創出する」という。

計画地

 そのほか、都市観光インフラとして空港連絡バスルートの形成による歌舞伎町エリアへのアクセス性の向上、西武新宿駅前通りや計画地周辺道路のリニューアル整備なども行なう。

 隣接するシネシティ広場と今回の計画が一体となった「屋外劇場的都市空間」も形成。エリアマネジメントを「歌舞伎町タウン・マネージメント」と連携して行ない、歌舞伎町全体へのにぎわいの波及を目指す。