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フェンダー、ハイブリッド型モニターイヤフォン「Pro IEM」。3Dプリンタ成型

 フェンダーミュージックは、プロフェッショナル向けインイヤモニター「Pro IEM」シリーズ5製品を米ナッシュビルで開催している「Summer NAMM 2018」で発表した。9.25mmダイナミック型ドライバ搭載の「NINE」や、13.6mmダイナミック型と6基のバランスド・アーマチュア(BA)を備えた「THIRTEEN‑6」などをラインナップし、価格や日本での発売日は未定だが、確定次第案内される。

THIRTEEN-6

【Pro IEMシリーズ】
THIRTEEN-6(13.6mmダイナミック + 6BA)
TEN-5(10mmダイナミック + 5BA)
TEN-3(10mmダイナミック + 3BA)
NINE-1(9.25mmダイナミック + 1BA)
NINE(9.25mmダイナミック)

 70年以上に渡りギターやベース、アンプなどを手掛けるフェンダーが設計・開発したモニターイヤフォンの新製品。ナッシュビルのフェンダーオーディオデザインチームが開発。手作業で組み立てまで行ない、「ステージでアーティストが最高のパフォーマンスを発揮できるように作られた」という。プロのミュージシャンのほか、サウンドエンジニア、プロデューサーなどからの意見も反映されている。

 ハウジングは、3Dプリンタで出力したデジタルハイブリッドテクノロジー(DHT)を採用。ライブパフォーマンスの過酷な状況下でも耐える性能を持つという。ケーブル接続は2ピン端子。

 力強い低域のダイナミックドライバと、繊細な高域を再現するBAドライバの組み合わせで、幅広い音域に対応できるハイブリッドドライバ構成で、ミュージシャンは音楽を正確にモニタリングでき、パフォーマンスに集中できるとしている。

TEN-5(Flat Black)
TEN-3(Flat Black)
NINE(Black Metallic)

 リファレンスクラスの「THIRTEEN-6」は、13.6mm径ダイナミック型1基と、BA 6基(中域×2、高域×2、超高域×2)で構成。3層のシェルデザインでフィット感と遮音性を高めている。Atmospheric pressure equalization(APE)ポートを備える。カラーはFlat Black。

 「TEN-5」は、10mm径ダイナミック型と、5基のBA(中域×2、高域×2、超高域×1)を搭載し、カラーはFlat BlackとSilverburstの2色。「TEN-3」は10mm径ダイナミックと、3基のBA(中域/高域/超高域×各1)で構成し、カラーはFlat BlackとPewterの2色。

TEN-5(Silverburst)
TEN-3(Pewter)

 「NINE-1」は9.25mm径ダイナミック型とBAが各1基。カラーはBlack MetallicとGun Metal Blueの2色。「NINE」は9.25mmダイナミック型のシングルドライバで、カラーはOlympic PearlとBlack Metallicの2色。

NINE-1(GunMetal Blue)
NINE(Olympic Pearl)