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ドコモ×中国ミグ動漫のバーチャルアイドルプロジェクト第2弾にドワンゴら参画
2018年6月28日 13:16
NTTドコモと、中国チャイナモバイルのグループ会社で、アニメ関連ビジネスを展開するミグ動漫は、バーチャルアイドルプロジェクト「直感xアルゴリズム♪」を推進中。その第2弾プロジェクトが2018年秋に開始され、ドワンゴが新たに参画。バーチャルキャストやニコニコ生放送で配信・技術協力する。さらに、DMM.futureworksがアニメ制作を担当する。
NTTドコモとミグ動漫は、2017年にバーチャルアイドルをテーマとした生放送アニメ「直感xアルゴリズム♪」を、日中同時生配信した。生放送アニメとは、演者(声優)の動きをモーションキャプチャーとリアルタイムCG技術などを活用してCGアニメ化し、それを生放送(ライブ配信)するもの。
今後の展開として、2018年秋に第2弾プロジェクトを開始。再び日本と中国で作品を配信する予定で、「5G時代を見据えて、日中両国のユーザー間との交流をより一層深め、さらに進化したインタラクティブ体験を提供する」という。
作品では、最新のモーションキャプチャーやVR・AR・MRなどの技術を活用。番組だけでなく、それに関連したイベントを日本・中国で行ない、プラットフォームを通したライブ配信や、ライブビューイングなどを実施予定。日本・中国・バーチャル空間を股にかけ、登場キャラクターとファン同士が一緒に物語をつくる「新エンタメ体験」の創出を目指す。
プロジェクトには、生放送アニメのプロデュースで実績のあるジャスト プロと、バーチャルキャストや配信を手がけるドワンゴが協業。DMM.futureworksはモーションキャプチャや3DCG制作を担当し、DMM.futureworksのアニメ制作チーム・ダブトゥーンスタジオがアニメーション制作で協力する。
ドワンゴは、日中で放送される番組のインタラクティブ性を実現する技術で協力。番組中に打たれたコメントの量に応じてストーリーが展開したり、インタラクションが発生する演出のほか、コメントを打つと実際の番組の中にコメントが表す物体などのCGが登場し、動き回るなど、視聴者が番組の本編や演出に干渉・参加できるような技術・配信面での協力になる予定。
ほかにも、VRライブ・コミュニケーションサービスのバーチャルキャストを使ったプロモーションイベントの実施なども検討されている。