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秋葉原に「ONKYO BASE」本格オープン。エヴァイヤフォンやGRANBEATタブレットも

 7月5日にグランドオープンする、東京・秋葉原のオンキヨー新ショールーム「ONKYO BASE」。報道関係者らに事前公開する内覧会が開催され、プレオープン時から約3倍広くなった店内が披露された。

ONKYO BASEが7月5日グランドオープン

 グランドオープンを記念し、エヴァンゲリオン主題歌「残酷な天使のテーゼ」で知られる、歌手の高橋洋子さんを迎えたミニトークイベントも行なわれた。パイオニアブランドのBluetoothイヤフォンとエヴァンゲリオンのコラボモデル「SE-C7BT EVA」を愛用していることや、楽曲収録時のエピソードなどが語られた。

「残酷な天使のテーゼ」リマスターシングルCDを持つ、歌手の高橋洋子さん(右)。左はエヴァコラボイヤフォン「SE-C7BT EVA」を持つ、オンキヨー 執行役員の奥村暢章氏

 ONKYO BASEは、「“ここだけの”がある秘密基地」をテーマとし、オンキヨー・パイオニア両ブランドの製品を展示・体験できる。今後、アーティストや声優などを招いたイベントも予定している。

 場所は、旧万世橋駅跡地の赤レンガ高架橋の遺構を活かした商業施設「マーチエキュート神田万世橋」内(東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4)。JR秋葉原駅から万世橋を渡って徒歩約4分、JR神田駅やJR御茶ノ水駅からは徒歩6分という立地にある。周辺にはファッションのセレクトショップや飲食店なども入っている。営業時間は11時~20時(定休日:不定休)。

ONKYO BASEが入る商業施設「マーチエキュート神田万世橋」
セレクトショップやKAWASAKIのショールーム、飲食店などが入る
ONKYO BASEは1階の「S1」区画にグランドオープン。プレオープン時は「N2」に入っていた
店内の様子。天井(緑色の部分)は高架を走る中央快速線の線路になっている

 秋葉原に近い立地を活かし、アニメ作品とコラボレーションしたオンキヨー・パイオニア両ブランドのヘッドフォン/イヤフォンやハイレゾプレーヤーを中心に、ホームシアターシステムや高級オーディオシステムまで、AV機器を幅広く展示し、実機に触れられるスペースを用意する。中央快速線の高架下ということもあり、じっくり製品の音を聴いて試すというよりも、「訪れた人にオンキヨー・パイオニアの様々な製品に触れて、新しい気づきを得て欲しい」というスタンスの空間作りがされている。

 注目は、「新世紀エヴァンゲリオン」とパイオニアBluetoothイヤフォンのコラボモデル「SE-C7BT EVA」。オンキヨー直販サイトなどで8月3日20時まで予約でき、発送は9月末日から10月初旬にかけて順次行なわれる予定。価格は1万円(税込)。NERVモデルの黒、REIモデルの白、 ASUKAモデルの赤の3種類を用意する。

エヴァコラボのBluetoothイヤフォン「SE-C7BT EVA」(手前)や、「残酷な天使のテーゼ」リマスターシングルCDが置かれたコーナー

 SE-C7BT EVAは、エヴァンゲリオンのTV版主題歌「残酷な天使のテーゼ」と映画「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 シト新生」主題歌「魂のルフラン」をリマスター収録したシングルCDのリリースに合わせて誕生したという経緯がある。高橋洋子さんはREIモデルを愛用しており、「音がドライで粒が立っていて、音を細かく聴くのに向いている。バッテリーが長持ちするし、音とびもなくていい」と使用感に満足している様子だった。また、「カスタムイヤフォンを左右色違い(緑と紫)で購入してワールドツアーに持って行きたい。アニソンは国境を渡るパスポートだと思っています」と話した。

歌手の高橋洋子さん。シングル発売を記念し、フランスや香港など世界各国のイベントに出演するワールドツアー開催が決定している。7月14日の「ポタフェス2018」にも出演予定

 「残酷な天使のテーゼ」収録時のエピソードも披露した。当時はエヴァンゲリオンのストーリーを知らず、あくまでアニメに参加する歌手のうちのひとりとして淡々としたレコーディングだったという。「(収録当日に)早めにスタジオに入ろうとしたら、私と同じくらい早く来た人がいた。全身黒で裸足にサンダル履きで、ちょっと福耳なおじさん。その方が庵野秀明監督と後で知りました(笑)」

高橋洋子さんの直筆サイン

 なお、オープン時はエヴァコラボイヤフォンの他にも、店頭では見る機会が少ない、ポプテピピックやゲーム「アイドル マスター ミリオンライブ!」、声優・宮野真守コラボの各種イヤフォンが用意されている。

 ONKYO BASEでは、ショールームに展示されているハイレゾプレーヤーやイヤフォンなど、在庫がある製品はその場で購入できる点が、東京・八重洲に構えていたショールーム('17年12月閉館)と異なる。ただしアニメコラボ製品については、その場で持ち帰ることはできず、店頭で予約注文して後日発送という形になる。

ハイレゾ対応のヘッドフォンやオーディオプレーヤーを試せるコーナー。在庫があれば、その場で購入も可能だ

 海外イベントで参考出品していた、ハイレゾ対応のAndroidタブレット「GRANBEAT Hi-res Tablet」も展示。12.5型の4K液晶ディスプレイとスピーカー4基を備え、DTS:X Premiumによるバーチャルラサウンドで豊かな音場を体感できる。今夏から高級ホテルのラウンジなど、法人向けの展開を見込んでいるとのこと。

4K液晶ディスプレイとスピーカー4基を備えた「GRANBEAT Hi-res Tablet」
DTS:X Premium機能などが試せる

 ONKYO BASEのテーマとして、新製品などの「“ここだけの”商品」展示・体験のほかに、「“ここだけの”イベント」開催も掲げる。今後、e-onkyo musicで配信する楽曲の先行試聴や、アーティストを招いてイベントを実施予定。直近では、アニメ「オーバーロード」の主題歌を歌うオーイシマサヨシ氏のトークショー(7月10日開催)や、シンセサイザー・カルテット Hello Wendy!のメンバー、サウンドプロデューサーを迎えてのハイレゾ試聴&トークショー(7月11日開催)が予定されている。

オーイシマサヨシ氏やシンセサイザー・カルテット Hello Wendy!のハイレゾ試聴&トークショーを実施予定
e-onkyo musicで配信している音楽をポータブルプレーヤーやタブレットで体験できるコーナー

 個人の耳型に合わせて製作するカスタムインイヤーモニター(IEM)の店頭サービスや販売も実施。耳型の採取から支払い/受け渡しまで、店頭にてワンストップで対応。業務用専用メンテナンス装置も備え、ノズル内に詰まったゴミの吸引や、真空乾燥によるアフターサービスも実施する。

カスタムインイヤーモニター(IEM)の店頭サービスや販売も実施
業務用専用メンテナンス装置を使ったアフターサービスを提供する

 このほか、これまでは直販サイトで販売していたアウトレット製品を、新たにONKYO BASEでも取り扱うことになった。AVアンプやスピーカー、オーディオプレーヤーなどの実物を見て、通常価格よりも安いアウトレット価格で購入できる。

アウトレット製品の販売コーナー

 Tシャツなどのオリジナルグッズも販売。スピーカー「MONITOR 500」のデザインや、オンキヨー本社が東京・両国にあることにちなんで相撲力士をデザインしたものを用意している。

オンキヨーオリジナルデザインのTシャツ。左はスピーカー「MONITOR 500」モチーフのデザイン、右はオンキヨー本社が東京・両国にあることにちなんだ相撲力士デザインとなっている
ライフスタイル製品の一環として直販サイトで販売中の「ミオドレ式寝るだけスリム枕」
「MQA-CD」も取りそろえている
グランドオープン記念セールで全品10%オフのセールを実施
プレオープン時にも置いていたオンキヨーのオーディオシステム
今回から新たに加わったパイオニアのオーディオシステム。「残酷な天使のテーゼ」CDを試聴できた
ホームシアターシステムも体験可能