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TASCAM、VRChatのボイスエフェクトやゲーム配信に使えるインターフェイス
2018年7月11日 16:24
ティアックは、TASCAMブランドのインターネット配信用オーディオインターフェイス「MiNiSTUDIO CREATOR US-42W」を7月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は10,584円(税込)。
拍手や歓声などの効果音や、ボイスエフェクトなど、インターネット放送で活用できる機能を多く搭載したオーディオインターフェース。ドワンゴとコラボし、niconicoロゴマークを印字した「MiNiSTUDIO CREATOR」や、MiNiSTUDIO CREATORにコンデンサーマイク TM-80と、モニターヘッドフォン「TH-02」を同梱したスペシャルパッケージ「US-42-SP」は発売されていたが、現在は生産完了。niconicoロゴを印字していない「US-42W」が、改めて発売される形となる。MiNiSTUDIO CREATOR本体の機能は従来と同じ。
PCと連携し、様々な配信に対応可能。「歌ってみた」、「演奏してみた」などの配信では、ギターやキーボードの弾き語りで、ボーカルにリバーブをかけたり、内蔵のイコライザーやコンプレッサーを使用可能。外部入力端子に音楽プレーヤーを接続し、カラオケもできる。
「VRChat」や「バーチャルキャスト」にお勧めというボイスエフェクト機能、テレビやラジオのような効果音演出を可能にするPON出し機能などを搭載。
「Gaming」モードでは、ボイスチャットに対応したゲームを他のプレイヤーと共に楽しんだり、ゲーム実況のライブ配信をするための設定をプリセット。
「Podcast Multi-channel」モードでは、ASIOの入力チャンネルが6chに拡張。マイク入力(Mixing Driver In1/2) だけでなくWindows Driverの「MiNiSTUDIO US-32/42」からの出力をMixing Driver In3/4に、「Additional driver」からの出力をMixing Driver In5/6として割り当てて扱える。
DAWを使った場合、それぞれの音声を独立したトラックに録音し、音声の調整を個別に行なうことによって簡単にポッドキャスト素材を作成できる。
DAWでの作曲や、動画編集にも使える「CRATOR」モードも搭載。一般的な作曲用オーディオインターフェースと同様に使え、チェック用のモニタースピーカーを接続してオリジナル楽曲や、動画の音声トラックを作り込める。
マイク入力(XLR/TRS)を2系統装備。ゲストを呼んでの対談番組も収録できる。96kHz/24bitまでに対応。USBバスパワーで動作し、屋外での利用も想定した軽量設計。ストラップホールも備えている。外形寸法と重量は、200×130×40mm(幅×奥行き×高さ)で、500g。「市販のカメラ用ストラップをつければ、首から下げて使用することもでき、VR HMDを装着したときなど、手元で操作したいときなどにも便利」だという。