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エーディテクノ、12G-SDI対応の12.5型4K液晶。HDMI 4系統、外部バッテリ駆動も

 エーディテクノは、業務用液晶ディスプレイの新製品として、12G-SDIに対応した4K解像度の12.5型「UH1250S」を9月14日に発売する。価格はオープンプライスで、想定価格は29万円前後。映像製作現場での確認や、4Kプレビューのサブモニター、医療施設、研究開発施設、展示会などの用途を想定している。

UH1250S

 12.5型4K(3,840×2,160ドット)のIPS液晶パネルを搭載。12G-SDIや6G-SDIで1系統の4K表示のほか、3G-SDI×4系統(クアッド3G-SDI)の4K表示に対応する。クアッド3G-SDIでは、2SIまたはSQDの方式から選択可能。4K/60p対応のHDMI 2.0入力端子1系統と、4K/30pまで対応するHDMI 1.4入力3系統を搭載し、著作権保護のHDCPもサポートする。

12G-SDIに対応

 輝度は350cd/m2、コントラスト比は1,000:1、視野角は上下/左右178度。応答速度は30ms。表面はアンチグレア。

 4つのフルHD映像を同時表示させる「4分割画面表示」や、2つの映像を上下または左右に表示させる「2分割画面表示」、子画面表示のPinPに対応。「セーフティーマーカー」など映像制作者向けのアシスト機能も備える。

 ミニD-sub 9ピンを備え、タリー機能も利用可能。複数の映像や撮影機器がある状態で、どのモニターの映像が記録中(放送中)かを知らせるために、モニター画面内の上辺に赤または緑を点灯する。

 堅牢なメタルハウジングデザインを採用。硬度4H(厚さ3mm)の液晶保護用アクリルパネルを装備する。安定感のある直立固定型自立スタンドに固定用ネジ穴を備え、安定した設置が可能。本体上下左右側面4カ所の1/4インチネジ穴を使って、三脚やアームなどでの設置や壁掛けもできる。

3mmのアクリルパネルで前面を保護

 電源は2系統入力に対応し、付属ACアダプタのほか、4ピンXLRからの給電も可能。背面中央部に市販Vマウントバッテリプレートを取り付ける専用ネジ穴を搭載。DCコネクタの接続部はロック式で、ケーブル抜けを防止できる。

 出力2Wのスピーカーや、ステレオミニのヘッドフォン出力も装備。消費電力は最大29W。スタンドを除く外形寸法と重量は、312×37×229mm(幅×奥行き×高さ)、約2,800g。