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スマホのブレを抑えてワイヤレス給電もできる3軸スタビライザー。約13,800円
2018年7月30日 14:19
リンクスインターナショナルは、スマートフォンを装着して片手持ちで安定した写真/動画撮影が行なえ、ワイヤレス充電にも対応するスタビライザー「MOZA Mini-MI」を8月11日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13,800円前後(税込)。
スマホのワイヤレス充電機能を搭載した手持ち型の3軸電動スタビライザーで、“世界初”を謳う。スマホを固定するホルダー部分に磁石コイルを内蔵しており、ワイヤレス充電に対応したスマートフォンを充電できる。出力は5W。同社ではiPhone XやGalaxyシリーズなどで動作確認済みとしている。
ホルダーに取り付けられるスマホのサイズは幅61〜92mm、重量300gまで。iPhone 6/6 Plus/6s/6s Plus/7/7 Plus/8/8 Plus、iPhone X、ファーウェイ Mate 10、Galaxyシリーズなどが対応する。
iOS/Android用アプリ「MOZA Genie App」を用意し、スマホにインストールしてカメラ撮影やジンバルのキャリブレーションなどが行なえる。独自の「マニュアルポジション」機能を有効にすると、スタビライザー機能を保持したまま手動でジンバルの軸を動かせて、8種類のフォロー制御(All follow/All lock/Pitch follow/Roll follow/Yaw follow/Yaw&Pitch follow/Yaw&Roll follow/Pitch&Roll follow)に対応。自在なカメラワークを実現するという。タイムラプスやライブストリーミング(RTMPプロトコル対応)などの機能も備える。
プロフェッショナルモードでは、シャッタースピードやISO感度、マニュアルフォーカス、露出、ホワイトバランスなどの項目を、状況やシーンに合わせて個別に設定できる。
指定した範囲の撮影したい対象をフレームアウトさせずに自動追尾する、オブジェクトトラッキング機能や、ヨー軸のフォロー速度を高速に設定して、動きの速い被写体に追従できる「スポーツギアモード」も用意。また、初期状態からチルトを90度回転させた状態で固定する「インセプションモード」では、ダイヤルホイールの上部ボタンを素早く3回クリックすることで90度回転、ジョイスティックを左右に倒し続けることで、フレームが回転する独特のカメラワークを実現する。
筐体は人間工学に基づいたエルゴノミックデザインを採用。親指だけでカメラコントロールやフォロー制御など各種操作が行なえるよう、インターフェイスを集約した。ロール軸アームの方向に関わらず、左右どちらの方向からでも起動するクイックラウンチ設計で、ジンバルを持つ利き手や撮影スタイルに合わせられるという。
内蔵バッテリの容量は2,100mAhで、最大10時間使用可能。充電時間は約3.5時間で、USB充電に対応する。モバイルバッテリによるスタビライザーへの給電が可能なほか、ワイヤレス充電対応のスマホにも供給できる。ワイヤレス充電非対応のスマホや各種カメラアクセサリにも、チルト軸のアームにあるUSB端子から給電可能。
1/4インチのユニファイねじ穴を4つ装備。別売のLED照明や外部マイク、外部モニタなどが取り付けられる。外形寸法は143×107×290mm、重量は約543g。ポータブルバックやミニ三脚などが付属する。