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ソニー最上位有機EL「AF9」と液晶「ZF9」欧州発表。X1 Ultimate搭載BRAVIA MASTER
2018年8月1日 02:27
欧州ソニーは31日、最上位「 BRAVIA MASTERシリーズ」の4K有機ELテレビ「AF9」と液晶テレビ「ZF9」を発表した。有機ELのAF9シリーズは65型と55型を、液晶のZF9は、65型と75型を用意し、欧州での発売日は後日発表予定としている。
映像プロセッサに、1月のCESで披露したクアッドコアの「X1 Ultimate」を搭載し、オブジェクトベースの超解像やHDRリマスター、Super Bit Mapping(SBR)などの映像処理により高画質化。「クリエーターの意図を最大限に反映する」をコンセプトとした「BRAVIA MASTERシリーズ」として展開する。HDR方式はHDR10と、Dolby Vision、HLGをサポートする。
映像制作のためにキャリブレーション(画質調整)ツールの「CalMAN」に対応し、製作者の意図通りにディスプレイを調整可能。また、Netflix Calibrated Modeも搭載。これは、Netflixが映像制作者向けに推奨する画質設定をBRAVIA上で実現するもので、映像制作者と同等の画質でNetflixを視聴可能にする。
有機ELのAF9は、ソニー独自のパネルコントローラ「Pixel Contrast Booster」によりダイナミックレンジを拡大。さらに、画面そのものが振動しスピーカーとして利用できる「Acoustic Surface」を「Acoustic Surface Audio+」に強化。A1/A8Fシリーズに対して、アクチュエータを3基まで(従来は2基)に増やし、さらにサブウーファも強化することで迫力ある音質を実現する。
液晶のZF9は、液晶方式を活かした高輝度技術「X-tended Dynamic Range PRO」に加え、新たに広視野角技術「X-Wide Angle」を導入し、視聴位置を問わず高画質を楽しめる。残像低減技術の「X-Motion Clarity」も搭載した。
AF9/ZF9のいずれもAndroid TVを搭載し、Googleアシスタントによる音声操作にも対応。テレビにマイクを内蔵し、リモコンを使わずに音声操作が行なえる。