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KDDIらが日本eスポーツ連合のスポンサーに。5G通信をeスポーツで有効活用

 KDDIは9日、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU:ジェス)とオフィシャルスポンサー契約を締結した。スマートフォンのゲームアプリが今後進化し、eスポーツに参加するユーザー数が増加する事を見込んでおり、2020年にKDDIが商用化を予定している高速大容量・低遅延・多接続が特徴の5G通信が、eスポーツで有効に活用できるとしている。

 コンピューターゲーム、ビデオゲーム、スマートフォンゲームを使った対戦をスポーツとして捉えるeスポーツ。日本国内のユーザーは約800万人とも言われ、2018年8月18日からインドネシアで開催される「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン」では、デモストレーション競技として行なわれる公開競技として採用されるほか、2019年茨城国体においてもeスポーツ大会が開催されるなど、競技として盛り上がりを見せている。

 JeSUは、日本におけるeスポーツの振興を通して、国民の競技力の向上とスポーツ精神の普及を図ることを目的に2018年春に設立。eスポーツ振興に関する調査・研究・啓発、競技大会の普及、プロライセンスの発行と大会の認定、選手育成支援などを行なっている。

 KDDIはJeSUとのオフィシャルスポンサー契約について、「eスポーツは身体的な特長や性別に左右されず誰でも参加できる"ダイバーシティ"な競技であり、豊かなコミュニケーション社会への発展の取り組みの一環として、5Gサービスやauひかりの高速化など、通信サービスの更なる拡充を図り、日本におけるeスポーツの普及を支援していきたい」とコメントしている。

 なお、KDDI以外では、サントリーホールディングス、ローソン、サードウェーブ、ビームス、Indeed JapanがJeSUのオフィシャルスポンサーになることが決定している。

 KDDIは2017年3月から、プロeスポーツチーム「DetonatioN Gaming」とのスポンサー契約や、「闘会議2018」への出展を行なってきた。

JeSUがマーケティング専任代理店に電通を指名

 JeSUは9日、同連合のマーケティング専任代理店として電通を指名した。電通は、これまで培って来たコンテンツ事業やスポーツ事業などにおける知見やノウハウを生かし、「国内におけるeスポーツの更なる発展に向けて、マーケティングプランの策定やスポンサーセールスなどの面でグループの総力を挙げて貢献していく」としている。