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機動戦士ガンダム NT、11月30日から90劇場でロードショー。特報映像も
2018年8月16日 12:00
「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の続編となる新作映画「機動戦士ガンダム NT(ナラティブ)」の劇場上映が11月30日からに決定した。全国90劇場でのロードショーとなる。宇宙世紀シリーズの完全新作映画は、「機動戦士ガンダムF91」以来27年ぶり。新ビジュアルや前売り券情報、特報映像、キャストなども公開された。
声優陣は、ナラティブガンダムのパイロット、ヨナ・バシュタを榎木淳弥、ルオ商会特別顧問で、宇宙巡洋艦ダマスカスに増援のナラティブガンダムを伴って乗り込んでくるミシェル・ルオを村中知、消息不明となったユニコーンガンダム3号機フェネクスのパイロット、リタ・ベルナルを松浦愛弓が演じる。
さらに、新たなキャラクターとして、ゾルタン・アッカネンとミネバ・ラオ・ザビのビジュアルも公開。ゾルタン・アッカネンは27歳で、フェネクス捕獲を目論むジオン共和国軍の大尉。シナンジュ・スタインのパイロットであり、ネオ・ジオン残党軍『袖付き』の首魁フル・フロンタルと同様に、シャアの再来のひとりとして開発された強化人間。
ミネバ・ラオ・ザビはザビ家の遺児。航宙戦艦メガラニカ内のビスト邸を居所としている。
企画・制作はサンライズ、原作は矢立肇、富野由悠季。監督は吉沢俊一、脚本は福井晴敏。メインキャラクター原案は高橋久美子。キャラクターデザインは金世俊、メカニカルデザインはカトキハジメ。音楽は澤野弘之。アニメーション制作はサンライズ、配給は松竹。
前売り券情報
数量限定ムビチケ前売券の第2弾が、上映劇場などで8月17日から発売される。特製ブックレット「報告書-U.C.0097-」付きで、価格は2,500円(税込)。
機動戦士ガンダムUCに登場する“マーサ・ビスト・カーバイン“らに聞き取り調査を行ない、ルオ商会がまとめた極秘の報告資料で、UC計画にまつわるモビルスーツ及び関連勢力の現状をまとめた貴重なレポート資料となる。
あらすじ
U.C.0097――。
『ラプラスの箱』が、『ラプラス事変』と呼ばれた争乱の結果として世に示されて一年が経過した。だが、ニュータイプの存在とその権利に言及した『箱』=『宇宙世紀憲章』の存在が明かされても、世界の枠組みに大きな変化はなかった。
一方、『ラプラス事変』において、ネオ・ジオン残党軍『袖付き』は一時的に瓦解し、活動は停滞。また、争乱における主役となった“ユニコーンガンダム”と呼ばれる2機のモビルスーツは、人智の及ばぬ能力を発揮したことで危険視され、秘密裏に封印されていた。
しかし、2年前に消息不明となり、歴史から抹消されていたRX-0 ユニコーンガンダム3号機が、地球圏に再びその姿を見せる。“フェネクス”と称されるその機体を巡り、再び動き出す人々。フェネクス争奪戦には、地球連邦軍や『袖付き』だけでなく、アナハイム・エレクトロニクス社とも関連の深い大企業、ルオ商会も介入する。
新たなモビルスーツ「ナラティブガンダム」を投入した彼らの真の目的とは……。
なお、機動戦士ガンダム NTは「UC NexT 0100」プロジェクトの1作品と位置づけられている。「UC NexT 0100」とは、U.C.0093、シャア・アズナブルとアムロ・レイの因縁に決着が付けられた「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」をひとつのターニングポイントとして、宇宙世紀“次の100年”を魅力的に描くためにサンライズが中心となって立ち上げられた一大プロジェクト。
U.C.0096「機動戦士ガンダムUC」、U.C.0097「機動戦士ガンダム NT」は、UC NexT 0100の出発点となり、これまでアニメとしては「機動戦士ガンダムF91」(U.C.0123)、「機動戦士Vガンダム」(U.C.0153)以外では描かれてこなかった宇宙世紀の歴史を、アニメだけでなく、コミックや小説、ゲームなど様々なメディアを用いて改めて開拓、展開していく。
2018年11月30日に公開される「NT」を先駆けとし、2019年にはU.C.0090年代後半を描いた作品、さらにはその先のU.C.0100年代を描いた作品が準備中。