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自衛隊「総火演」を8K映像の2SI分割で東京へ衛星中継。スカパーやソニーら実施
2018年8月27日 11:54
スカパーJSAT、ソニービジネスソリューション、アストロデザイン、朋栄の4社は26日、陸上自衛隊が東富士演習場で同日に行なった「平成30年度富士総合火力演習」(総火演)を、8K映像で中継、東京にあるアストロデザインの雪谷本社で受信・上映するパブリックビューイングを実施した。
4社は、2018年5月に8K映像を2SI方式で4分割し、現行の4Kエンコーダ×4基、デコーダ×4基を使って伝送する実証実験を成功させている。今回の総火演中継でも、同様の方法で伝送した。
なお、同日、スカパー!プレミアム(ch.596)で4K生中継、BSスカパー!およびスカパー! オンデマンドではHDでの生中継も同時実施した。
放送は4Kカメラ4台、8Kカメラ4台の計8台で制作。8Kパブリックビューイングの映像は8Kカメラ4台で制作された。
今後はより効率的な8Kの中継制作・パブリックビューイング実施や、ドームなどへの応用を目指し、検討を進めていくという。
- 8Kカメラ:
アストロデザイン「AH-4801-G」/シャープ「8C-B60A」/ソニー:「F65RS+BPU-8000」(8K運用) - 4Kエンコーダ/デコーダ 富士通「IP-HE950」
- 8Kコンバータ(2SI変換) アストロデザイン「SC-8219」
- 12G-SDI対応プロセッサ 朋栄「FA-9600」
- 8Kレコーダ アストロデザイン「HR-7518」
- 8K映像確認用ディスプレイ シャープ「LC-70X500」
- 8Kプロジェクタ アストロデザイン「8K DLPプロジェクタ」
- 12G-SDI光伝送機器協力:日本ビデオシステム
- ハイレゾ音声収録協力:インターネットイニシアティブ
- 使用衛星「JCSAT-3A」
- 伝送レート:150Mbps 64APSK
【使用機材】