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7月のテレビ出荷数は前年比13.3%増。有機ELはほぼ倍増

 電子情報技術産業協会(JEITA)は28日、2018年7月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比104.8%の1,061億円。内訳は、映像機器が同103.3%の497億円、オーディオ関連機器は同100%の72億円、カーAVC機器は同107.1%の492億円。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 7月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比113.3%の33万7,000台(有機ELテレビを含む)。このうち、4K対応テレビの出荷台数は前年比132.1%の14万7,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は43.5%。4Kテレビの出荷金額は244億円で、薄型テレビ全体の出荷金額334億円に占める割合は73.1%。ハイブリッドキャスト対応のテレビは前年比119.3%の16万9,000台で、テレビ全体における割合は50%。

 有機ELテレビの出荷台数は前年比191.3%の15,000台、出荷金額は50億円。

 サイズ別では、29型以下が前年比115.3%の5万6,000台、30~39型が8万7,000台、40~49型が11万6,000台、50型以上が同112.3%の7万9,000台。構成比は順に16.5%、25.7%、34.5%、23.3%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比109.7%の21万6,000台で3カ月連続プラス。ビデオカメラは同71.8%の4万1,000台。

 システムオーディオの出荷台数は前年同月比84.2%の7万6,000台。スピーカーシステムは同100.6%の6万1,000台。ステレオヘッドフォンは同80.5%の64万8,000台。ラジオ受信機は同101.5%の8万2,000台で2カ月連続プラス。ICレコーダは同103.1%の6万7,000台。

 カーAVメインユニットは前年比98.5%の20万7,000台。カーナビは同108.5%の51万2,000台で7カ月連続プラス。

 なお、'18年7月からの民生機器計、映像機器計、薄型テレビ(薄型テレビ計、50型以上、4K対応、ハイブリッドキャスト対応)の前年比は、'17年7月から実施した臨時統計(有機ELテレビ)を合算した数値より算出。また、'18年4月よりテレビの品目定義に「有機ELテレビ」を追加、画面のサイズ別区分も改めており、テレビ関連の前年比は参考値となる。