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8Kドラマ「コールドケース2」4Kサイマル配信。WOWOWで13日から10週連続実施

WOWOWは、オンエア時に視聴者が2K映像と4K映像をリアルタイムで切り替えて視聴できる、テレビ向けの4Kサイマル配信の実証実験を行なう。番組は、10月13日から毎週日曜22時にWOWOWプライムで放送する「連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~」。実験は最終話まで10週連続で実施を予定。ハイブリッドキャストの4Kサイマル配信に対応するパナソニック、ソニー、シャープ、LG製の4Kテレビで視聴できる。

4Kサイマル配信で放送されるWOWOW「連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~」 (c) WOWOW/Warner Bros. Intl TV Production
放送中に表示される「4Kで見る」ボタンを押すと、4映像に切り替わる

グループ会社であるアクトビラ協力のもと、放送・通信連携サービスのハイブリッドキャストを使って行なわれる。インターネット回線に接続され、4Kネット動画視聴に対応するハイブリッドキャスト機能搭載4Kテレビを持つWOWOW加入者は、2K放送のコールドケース2をオンエア中に画面に表示された"4Kで見る"ボタンを押すことで、番組を4K映像に切り替えることができる。この4K映像を録画することはできない。

WOWOWでは4K/8K番組の制作と平行し、4Kライブ映像提供サービスの実現を視野にした4Kサイマル配信の実証実験を行なってきた。

これまで行なった実証実験は「ラグビー フランスリーグ TOP14 16-17シーズン プレーオフ決勝」('17年8月)、「スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ 伝統の一戦クラシコ」('17年12月/'18年5月)、「セリーヌ・ディオン ライブ・アット・東京ドーム2018」('18年8月)など。今回の実施は、WOWOWのドラマでは初、また10週連続での展開も初の試みとなる。

WOWOWのBS4K放送(左旋)は2020年開始だが「12月の新4K8K衛星放送のスタートの前に、本実証実験を通して4K映像の表現力や映像の美しさを視聴者に体験いただきたい」としている。

日本初の全編8K収録ドラマ「コールドケース2」

実証実験に使われる「コールドケース2」は、未解決凶悪犯罪"コールドケース"を扱う捜査チームの活躍を描いた世界的人気ドラマ「コールドケース」の日本版。'16年10月に放送した「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」の第2弾となる。第1シリーズでは全編6K収録の4K/HDR制作だったが、第2シリーズは全編8K収録からの4K/HDR制作が行なわれている。連続ドラマで全編8K収録は日本初。

WOWOW「連続ドラマW コールドケース2 ~真実の扉~」10月13日(土)よりWOWOWプライムにて放送スタート 毎週土曜よる10時~(全10話) 【第1話無料放送】 (c) WOWOW/Warner Bros. Intl TV Production

ドラマ制作部の岡部真紀子プロデューサーは、9月に行なわれた同社定例会見において「コールドケース2は、理想的なワークフローかつ現在考え得る限りの究極のクオリティを追求し、それを実現させた作品」と説明。

全編8K制作を行なったことについて「第1シリーズを6K収録・4K/HDR制作し圧倒的な美しさに魅了されたが、さらなる美しさを提供したかった。8K収録・4K/HDR制作、さらに2K圧縮することで、きめが細かくノイズレス、リアル感と没入感が魅力となる作品になった。また将来のため、8K収録を経験することに意義があった。6K収録経験を経て、2K撮影と体制も時間も変わらずフォーカスが困難になることも無かった。ただ8K収録は、役者の芝居・美術・太陽光など全てが鮮明な映像で切り取られる。ごまかしがきかず、スタッフ・キャストの各部署それぞれが本物を追求する必要があった」という。

番組HPでは、4K画像サイズの番組スチルを公開中。

主演は、吉田羊、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和など第1シリーズの主要メンバーが再結集するほか、橋爪功、宮藤官九郎、萩原聖人、矢田亜希子、田中圭、奥田瑛二、井上芳雄、早乙女太一、吉岡秀隆、佐藤浩市などのゲストが出演。

監督はSPシリーズの波多野貴文ほか、内片輝、守下敏行。脚本は吉田康弘、酒井雅秋、野木萌葱、瀧本智行、蓬莱竜太、瀬々敬久。撮影監督は「シン・ゴジラ」の山田康介、榊原直記がつとめる。

放送は10月13日よりWOWOWプライムにて毎週土曜22時から放送。第1話のみ無料放送で全10話。

対象テレビは下記の通り。
※2018年6月26日現在

【パナソニック製】
 VIERA 2015年発売モデル
・TH-60CX800N/TH-55CX800N/TH-49CX800N
・TH-60CX800/TH-55CX800/TH-49CX800
・TH-55CX700/TH-50CX700

 VIERA 2016年発売モデル
・TH-65DX950/TH-58DX950
・TH-60DX850/TH-55DX850/TH-49DX850
・TH-58DX800/TH-50DX800
・TH-58DX770/TH-50DX770
・TH-55DX750/TH-49DX750/TH-43DX750
・TH-49DX600/TH-40DX600

 VIERA 2017年発売モデル
・TH-77EZ1000/TH-65EZ1000/TH-65EZ950/TH-55EZ950
・TH-60EX850/TH-55EX850/TH-49EX850/TH-65EX780
・TH-55EX750/TH-49EX750/TH-43EX750
・TH-55EX600/TH-49EX600/TH-43EX600

 VIERA 2018年発売モデル
・TH-55FX750/TH-49FX750/TH-43FX750
・TH-55FX600/TH-49FX600/TH-43FX600
・TH-65FX800/TH-55FX800/TH-65FX780
・TH-65FZ1000/TH-55FZ1000/TH-65FZ950/TH-55FZ950

 ケーブルSTB2015年発売モデル
・TZ-HXT700PW

【ソニー製】
 BRAVIA 2015年発売モデル
・KJ-75X9400C
・KJ-65X9300C/KJ-55X9300C
・KJ-65X9000C/KJ-55X9000C
・KJ-65X8500C/KJ-55X8500C/KJ-49X8500C/KJ-43X8500C
・KJ-49X8000C

 BRAVIA 2016年発売モデル
・KJ-100Z9D/KJ-75Z9D/KJ-65Z9D
・KJ-49X8300D/KJ-43X8300D
・KJ-49X7000D
・KJ-65X9350D/KJ-55X9350D
・KJ-65X9300D/KJ-55X9300D
・KJ-65X8500D/KJ-55X8500D

 BRAVIA 2017年発売モデル
・KJ-77A1/KJ-65A1/KJ-55A1
・KJ-65X9500E/KJ-55X9500E/KJ-65X9000E/KJ-55X9000E
・KJ-49X9000E/KJ-75X8500E/KJ-65X8500E/KJ-55X8500E
・KJ-49X8000E/KJ-43X8000E

 BRAVIA 2018年発売モデル
・KJ-65A8F/KJ-55A8F
・KJ-65X9000F/KJ-55X9000F/KJ-49X9000F
・KJ-85X8500F/KJ-75X8500F/KJ-65X8500F
・KJ-55X8500F/KJ-49X8500F/KJ-43X8500F
・KJ-55X7500F/KJ-49X7500F/KJ-43X7500F

【シャープ製】
 AQUOS 2016年発売モデル
・LC-55XD45
・LC-60US40/LC-55US40/LC-50US40
・LC-55U40/LC-50U40/LC-45US40/LC-40U40

 AQUOS 2017年発売モデル
・LC-70US4
・LC-60US45/LC-55US45/LC-50US45/LC-45US45
・LC-60U45/LC-55U45/LC-50US45/LC-40U45

【LG製】
 2018年春発売モデル
・OLED77W8PJA/OLED65W8PJA/OLED65G8PJA/OLED65E8PJA
・OLED55E8PJA/OLED77C8PJA/OLED65C8PJA/OLED55C8PJA
・OLED65B8PJA/OLED55B8PJA/65SK8500PJA/55SK8500PJA
・49SK8500PJA/75SK8000PJA/65UK7500PJA/55UK7500PJA
・49UK7500PJA/65UK6300PJF/55UK6300PJF/49UK6300PJF
・43UK6300PJF