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フルマラソンでも使えるJaybirdイヤフォン「X4」。1.4万円を切る「TARAH」も

ロジクールは、Jaybirdブランドのスポーツ向けBluetoothイヤフォン2機種を11日より順次発売する。価格はオープンプライス。発売日と店頭予想価格は、「X4」が11日で16,880円前後。「TARAH(タラ)」が25日で13,880円前後。

Jaybird X4

どちらも6mm径のダイナミック型ドライバを搭載したワイヤレスイヤフォンで、ランナー用に開発し、IPX7相当の防水性能を備える。防汗対応で、塩分や油を拭くんだ汗にも耐えるとする。

Jaybird TARAH

TARAHは新ラインの製品で、ランニングなどスポーツを始めた初心者向け。製品名は、メキシコ北西部の先住民で「超長距離走に適した身体を持ち、走ることを愛する民族」のタラウマラ族にちなんだものだという。製品のカラーはBLACK/FLASH、NIMBUS GRAY/JADE、SOLSTICE BLUE/GLACIERの3色。

Jaybird TARAHのイヤフォン部

X4は従来のメインライン製品「X3」の後継で、装着方法はケーブルを下に垂らす方式と耳掛け式が選べる。イヤーピースも耳へのフィット感をより高められるようにした。カラーはBLACK METALLIC/FLASH、STORM METALLIC/GRACIER、ALPHA METALLIC/JADEの3色。

Jaybird X4のイヤフォン本体

イヤーピースはどちらも、Jaybirdの製品として初めて「イヤージェル」を採用。シリコン外皮の内側にジェルが入っており、「付けていることが気にならない高いフィット感を実現する」という。

TARAHを装着したところ

X4は3サイズのイヤーフィンと、イヤージェル、コンプライの2種類のイヤーピースが付属。TARAHにはイヤーフィンとイヤーピースが一体化したパーツが付属し、3サイズから選べる。

X4のイヤーピースとイヤーフィンは別々に分かれている
TARAHにはイヤーフィンとイヤーピースが一体化したパーツが付属する

どちらもJaybirdアプリに対応し、スマホと連携してサウンドの調節などが行なえる。カスタマイズしたサウンドプロファイルは、アプリではなくイヤフォン側に保存できる。

Jaybirdアプリに対応

新たにイヤフォンのファームウェアアップデートに対応し、購入後も機能改善・強化が行なえるようにした。ユーザー間でイコライザ設定を共有し、ダウンロードして適用もできる。Bluetoothイヤフォンが初めての人向けに、セットアップをガイドする機能も備える。

イヤフォンのファームウェアアップデートが可能になる

再生周波数帯域は20Hz~20kHz、出力は最大10mWで共通。ケーブルの途中に音量調整や再生操作などが可能な、薄型設計のリモコンや、ケーブルの長さを調節する「スピードシンチ」を備える。

TARAHのリモコン(上)とスピードシンチ(下)

X4の連続再生時間は最大8時間。フルマラソンなどの長距離走でもバッテリが切れず再生できるという。急速充電にも対応し、10分の充電で最大1時間再生できる。Bluetooth 4.1に準拠し、プロファイルはHFP、HSP、A2DP、AVCRP、SPP、コーデックはSBCをサポート。独自の設計により、屋外での音飛びを防止する。2台のデバイスと同時にペアリングするマルチポイントにも対応する。重量は14.8g。

TARAHの連続再生時間は最大6時間。10分の急速充電で最大1時間再生できる。Bluetooth 5.0に準拠し、プロファイルはHFP、HSP、A2DP、AVCRP、SPP、コーデックはSBCをサポートする。重量は13.85g。

ロジクール クラスターカテゴリマネージャーの黄 佑仁氏は、「POWER YOUR PASION」というタグラインを紹介し、「スポーツ、ランニングを始める動機は人それぞれ。なぜ運動をするのか? という理由は、金メダルを取ったり優勝したいから、という人もいれば、ダイエットや健康のために、という人もいる。その理由ひとつひとつが重要なパッションであり、それをJaybirdは、音楽と人をつなぐイヤフォンで応援していきたい」と話した。

Jaybirdは、“公務員ランナー”川内優輝氏を兄に持つ、Jaybirdアンバサダーのランナー川内鮮輝氏(中央)の活動をサポートしている
パッケージ左下の黄色い三角形の角度は、“ランニングにおける坂道の限度”という41度を表わし、「パッケージデザインにもランニングへの思いを詰め込んだ」(黄氏)