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LINEのClovaに話かけてナビ操作、'19年夏。LINE MUSIC連携は'18年12月

LINEは、AIアシスタントのClovaを車の中で利用できる「Clova Auto」を、トヨタが2017 年から導入したナビゲーション基盤と統合、「ねぇClova、東京タワーまでの行き方を教えて」など、音声によるナビ操作を可能にするスマホアプリを2019年夏に提供する。これに先駆け、2018年12月発売予定のSDL(Smart Device Link)対応車載器向けに、音楽配信の「LINE MUSIC」アプリの連携を開始する。

Clova Autoは、6月に開催された「LINE CONFERENCE 2018」で発表されたもので、車載器とClovaを連携させ、Clovaを車内で利用できるようにするサービス。「ねぇClova、東京タワーまでの行き方を教えて」、「東名高速道路の渋滞情報を教えて」など、音声によるナビの操作が可能になるほか、ドライブをしながら家の電気を消す、目的地の天気を調べる、LINEメッセージの送受信も音声で実現。「車に関するドライバーのニーズをワンストップで実現する」という。

車載器とスマートフォンを連携するSDLにも対応し、ハンドルの音声コントロールボタン、ディスプレイへの地図等の情報表示もサポートする。

このClova Autoを、トヨタのナビゲーション基盤と連携。最適なルート探索が可能という、ハイブリッドナビゲーションシステムを利用できるようにする。

スケジュールとしては、2018年12月発売予定のSDL対応車載器に対して、「LINE MUSIC」アプリの連携を開始。「Clova Auto」アプリは2019年春より開始。ナビゲーション機能は2019年夏から順次提供を予定している。