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HIFIMAN、高音質BluetoothのHWA初対応プレーヤー。4.4mm出力も

HIFIMAN JAPANは、Bluetooth高音質技術の「HWA」受信に世界で初めて対応したポータブルオーディオプレーヤー/USB DAC「R2R2000」を11月8日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は247,500円前後。

R2R2000

ハイレゾ対応USB DACとプレーヤー機能、Bluetooth搭載のオーディオデバイス。DACチップはTI/バーブラウンのPCM1704Kをデュアルで搭載。「世界で最後に残っている新品ストックを使用した」という。再生対応フォーマットは、FLAC、DSD、MP3、WAV、ALAC(Apple Lossless)、AACなど。256GBまでのメモリ拡張に対応する。

ファーウェイ製スマートフォン「P20」などが対応している高音質Bluetoothオーディオ技術のHWA(LHDCコーデック)に対応したのが大きな特徴。スマホに「HIFIMAN」アプリをインストールして、ハイレゾ音源などをR2R2000へワイヤレスで伝送できる。HWAの96kHz/24bit再生時でSN比は0.0005%としている。

3.5mmのヘッドフォン出力と、4.4mmバランスのヘッドフォン/ライン兼用出力を装備。チャンネルあたり500mW出力のバランス出力に対応したヘッドフォンアンプEF6を搭載する。

R2R2000
3.5mmと、4.4mmのバランスヘッドフォン出力に対応

USB DACとしても利用可能で、USB Type-C入力により最大384kHz/24bit再生をサポート。スマートフォンなどのUSB-OTG接続と、パソコン接続の両方に対応する。

HIFIMANがカスタム設計したFPGAデジタルフィルタは最大768kHzをサポート。シングルプロセスの組み込み型OSは、低ジッター化するために1つのタスクのみを処理するようカスタム設計した。

CPUと制御回路の消費電流は10mAのみで、R2R2000の消費電力の95%をオーディオ出力に使用。効率的な動作と高音質を維持して、長時間駆動するという。HiFiモード時の再生時間は最大約8時間、省エネモード時は約35時間。USB-C接続で急速充電が可能。

周波数特性は20Hz~40kHz、高調波歪み率は0.006%、SN比は115±3dB。外形寸法は97.4×56×13.1~18.8mm(縦×横×厚さ)、重量は142g。

USB DACとしても利用できる
側面