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Netflix「パシフィック・リム」アニメ化。「虫籠のカガステル」など日本アニメを世界に

Netflixは、シンガポールで8日に開催されたアジア初のイベント「See What's Next: Asia」において、新作アニメ5作品を発表。人気映画のアニメ化となる「パシフィック・リム」、Netflixオリジナルの近未来SFアクション「オルタード・カーボン」、橋本花鳥のコミックを原作とした「虫籠のカガステル」、戦国時代を描く「YASUKE(原題)」、フィリピン発のアニメ「TRESE(原題)」を紹介した。

アジア初のイベント「See What's Next: Asia」

このイベントでは、アジア発のエンターテインメントを世界に向けて提供していく事に一層注力すると発表。創業者兼CEOのリード・ヘイスティングス氏や、コンテンツ最高責任者のテッド・サランドス氏、Netflixオリジナル作品に携わる出演者やクリエイターが登壇。アニメパートでは、日本からコンテンツアクイジション・アニメディレクターの沖浦泰斗氏が登壇。前述の5作品を発表した。

「パシフィック・リム」シリーズ

再び始まる、KAIJUとイェーガーの壮大な戦いをアニメ化。実写映画版1、2作目をベースとしながら、失踪した両親を探すべく、敵陣で錆びれたイェーガーを操縦することを余儀なくされた10代の少年と妹を中心とした物語が展開する。

共同製作はクレイグ・カイル (マイティ・ソー バトルロイヤル)、グレッグ・ジョンソン(X-MEN:エボリューション)。製作会社はレジェンダリー・エンターテインメント (キングコング:髑髏島の巨神/名探偵ピカチュウ)。

「オルタード・カーボン」

Netflix オリジナルの実写SFシリーズと同一の世界観で展開し、物語の中で語られる神話の新しい側面を発見できるというアニメ。

脚本は佐藤大(カウボーイビバップ/サムライチャンプルー)、近藤司が担当。アニメーションスタジオはアニマ。

「虫籠のカガステル」シリーズ

21世紀末、人が巨大な虫になる奇病「カガステル」が発症。“虫(カガステル)”は理性を失い、人を襲う。だが世界的に“虫”の“駆除”が認められたのは、世界人口の三分の二が喰い殺された後だった……。

「虫籠のカガステル」シリーズ

カガステル発生から30年後の西暦2125年。人殺しと言われる無情な“駆除屋”の青年キドウは、“虫”の巣窟である“虫籠”に近い黄砂の地で絶命寸前の男を発見し、彼の娘を託された。その娘の名は、イリ。父の死の悲しみに打ちひしがれ動こうとしないイリの頬を叩くキドウ。この出会いが二人を、世界を変える。

原作は橋本花鳥の同名コミック。監督は千明孝一。アニメーションスタジオはGONZO。

「YASUKE(原題)」シリーズ

メカと魔法の入り混じる群雄割拠の戦国時代。一度は隠居の身となった浪人が、邪悪な力によって命を狙われる不思議な子供を運ぶため、再び刀を取る。

キース・スタンフィールド(アトランタ/ソーリー・トゥ・ボザー・ユー)が主人公・弥助 (織田信長の家臣であったアフリカ出身の侍がモデル)の声を務める。

制作・監督・製作総指揮はルショーン・トーマス(ブーンドックス/キャノン・バスターズ)。作曲・製作総指揮はフライング・ロータス。アニメーションスタジオ:はMAPPA (ユーリ!!! on ICE/賭ケグルイ)

「TRESE」シリーズ

フィリピンに伝わる伝説の生物が人間のあいだに身を潜め暮らすマニラで、アレクサンドラ・トレースは邪悪な生き物がうごめく裏社会と対峙する。

バジェッテ・タン、カジョ・バルディッシモ作のフィリピン発の同名グラフィック小説をベースに制作されるもの。製作総指揮はジェイ・オリヴァ(ワンダーウーマン/The Legend of Korra (原題))。プロデューサーはシャンティ・ハーマイン、ターニャ・ユソン(BASEエンターテインメント)