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ドルビーからヘッドフォン「Dolby Dimension」。音楽と外音ブレンド、Cinematicモードも
2018年11月15日 16:52
米Dolby Laboratoriesは、映画や音楽などをより楽しめる機能を搭載した自社ブランドのワイヤレスヘッドフォン「Dolby Dimension」を海外で発表した。公式サイトで599ドルで販売している。
40mm径のドライバを搭載。Dolby EQを活用し、20Hz~20kHzまでの再生が可能。Bluetooth 4.2に対応し、コーデックはAAC、aptX、aptX Low Latency、SBCに対応。プロファイルはA2DPをサポートする。
特徴的な機能として「Dolby LifeMix」を搭載。再生している音楽と、周囲の音、騒音を遮断するアクティブノイズキャンセリング機能を「完璧にブレンドさせる」というもので、コンテンツに「没頭できるが、孤立することはない」機能だという。ヘッドフォンを操作してLifeMix機能を利用するほか、連携するモバイルアプリからの制御も可能。
「Cinematic Sound」は映画やショー、音楽に、映画館のような広がりをもたせ、没入感を高めて楽しめるというモード。Dolby Atmos音声のコンテンツ再生時には、Bluetooth接続でも自動で最高のサラウンドが得られるとする。ヘッドトラッキング機能もサポートしており、頭を動かしても、常に画面から音が出ているように感じられるという。
テレビ、タブレット、スマートフォンといった、Bluetooth対応機器と、ワンタッチで接続切り替えが可能。3つのデバイスと簡単にペア設定できる、3個のソースボタンも「Dolby Dimensionアプリ」に搭載。最大8つのデバイスを管理できる。
ハウジングをスワイプしたり、タップする事で、LifeMixのON/OFF切り替え、再生や一時停止、音量調整、曲送り/戻しなどができる。
搭載するバッテリで、最大10時間の使用が可能。低消費電力モードでは最大15時間。付属のPower Baseに設置し、約2時間で充電が可能。15~20分の充電で、2時間使用できる。microUSBケーブルでも充電できる。
マイクアレイも備え、ハンズフリー通話や、音声アシスタントのSiriとGoogleアシスタントにも対応。ヘッドフォンからワンタッチで呼び出せる。
QualcommのSnapdragonクアッドコアARMプロセッサと、シーラス・ロジックのDSPなどを搭載する。重量は330g。