SOULNOTE、NOSモードを加えた新DAC「D-1N」

CSRは、SOULNOTEブランドのDAC「D-1」に、NOS(Non Over Sampling)モードを追加した新モデル「D-1N」を12月上旬に発売する。価格は32万円。カラーはプラチナム・シルバーとブラックの2色。

D-1N(プラチナム・シルバー)

NOSモードは、従来のFIRオーバーサンプリングモードとは異なり、デジタル領域における無帰還化とも言えるサンプリング方式。NOSモードでは、FIRオーバーサンプリングのインパルス応答で観測されるプリエコーやポストエコーが発生しないほか、アナログ出力のノイズレベルが低く抑えられているという。なお、DSD再生はNOSモードにはならない。

FIRオーバーサンプリングフィルターにおけるインパルス出力波形

NOSモードにおけるインパルス出力波形

ハイレゾ再生などの主な機能は既存のD-1と共通で、入力はUSB×1のほか、同軸デジタル×2、AES/EBU×1。USBは32bit/768kHzと22.6MHzまでのDSDに対応。同軸デジタルとAES/EBUは192kHz/24bit、DSD 2.8MHzまでサポート。出力はアナログのXLRとRCAを各1系統備える。外形寸法は430×379×109mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10kg。

なお、購入済みのD-1に、NOSモードを追加する有償アップグレードも実施。希望者は、購入した販売店またはCSRカスタマーサポートへ問い合わせるよう案内している。

D-1Nのブラック

背面