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量産車初の曲面メータパネルは、スピードメーターやナビ画面を切替可能

独ボッシュは、量産車のコクピット向けでは世界初となる曲面メーターパネルを発表した。フォルクスワーゲン・トゥアレグ(Touareg)のニューモデルの「Innovision Cockpit」で初採用された。

曲面ディスプレイの採用により、コクピットデザインの自由度を向上するほか、ディスプレイの曲面は、人間の眼球の自然なカーブを模倣したことで、画面の端に表示されるインジケーターのライトや警告信号をよりはっきりと視認できるようにする。これにより安全性の向上も見込めるとする。対角線の長さは31cm。

新たな制御方式の採用により、ドライバーがメーターパネルの表示項目も選択可能。スピードメーターのほか、ナビゲーションマップやドライバーインフォメーション、アシスタンスシステムのステータスを選択し、利用状況に応じて大きく表示できる。音楽のプレイリストや電話帳なども表示可能。

また、画面の鮮明さとコントラスト比も向上。光学接着と呼ばれる工程を採用し、ディスプレイとガラスを直接接着することで、メータパネルへの光の反射を4倍以上低減できるようになった。そのため太陽光下の明るい場所や、暗い場所でのコントラストも向上した。