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北欧スピーカーamphionの「Argon」と最上位「Krypton3」

Wefieldウインテストは、amphion(アンフィオン)スピーカーのハイエンドシリーズ「Argon」とフラッグシップモデル「Krypton3」を12月21日より発売する。Argonはブックシェルフ型の「Argon1」「Argon3S」、トールボーイ型の「Argon3LS」「Argon7LS」の4機種をラインナップする。

写真左から、Argon1(ホワイト)、Argon3S(ブラック)、Argon3LS(ウォルナット)、Argon7LS(ホワイト)
Krypton3(ブラック/ホワイト/ウォルナット)

全て2本1組で、価格はカラーによって異なり、Argon1/190,000円から、Argon3S/314,000円から、Argon3LS/458,000円から、Argon7LS/654,000円から、Krypton3/2,178,000円からとなる。

Argonシリーズは、スタンダードホワイト/ブラック/ウォルナット/フルホワイト/ホワイトwithブラックグリッドの全5色をラインナップ。フルホワイトとホワイトwithブラックグリッドの2色は、受注生産カラーで、納期は3週間から2カ月。

Krypton3は、スタンダードホワイト/ブラック/ウォルナットの3色を用意。受注生産品で、納期は3週間から2カ月。

Argonシリーズ

amphionは、1998年に創業した北欧フィンランドのスピーカーブランド。全製品をフィンランド国内で生産しており、民生用スピーカーから業務用のモニタースピーカーも手掛ける。

Argonシリーズには、SEASドライバーを採用し、ツイーターは1インチチタニウム。独自形状のウェーブガイド設計で再生音の効率と指向性をコントロールしている。

「2~5kHzの音域は聴覚が敏感な帯域である為その帯域をネットワーク回路で分割すると位相特性に乱れが生じる可能がある」として、クロスオーバ周波数は1.6kHzに設定されている。

ツイーターユニットとウーファーのボイスコイル配置を一致させ、位相を整合。ネットワーク回路をシンプルにする事で、自然で美しく明瞭な音色を表現したという。また背面に搭載するパッシブ・ラジエーター(Argon1除く)により、低音域は豊かで歯切れの良い音像で立ち上がり、スピード感に優れるクリアなサウンドが立体的な音響空間と定位感を生むとしている。

Argon3S背面のパッシブラジエーター

Argon1は、ブックシェルフタイプの2ウェイバスレフ型で、5.25インチのアルミニウム製ウーファーを搭載する。ブラックとホワイトはペア190,000円、ウォルナットの場合はペア204,000円。

インピーダンスは8Ω。再生周波数帯域は45Hz~20kHzで、出力音圧レベルは86dB。最大入力は25~150W。外形寸法は160×265×316mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は8kg。

Argon1(ホワイト)

Argon3Sは、ブックシェルフタイプの2ウェイパッシブラジエーター型で、6.5インチのアルミニウム製ウーファーを搭載する。ブラックとホワイトはペア314,000円、ウォルナットの場合はペア342,000円。

インピーダンスは8Ω。再生周波数帯域は38Hz~25kHzで、出力音圧レベルは87dB。最大入力は50~150W。外形寸法は191×305×380mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12kg。

Argon3S(ブラック)

Argon3LSは、トールボーイタイプの2ウェイパッシブラジエーター型で、6.5インチのアルミニウム製ウーファーを搭載する。ブラックとホワイトはペア458,000円、ウォルナットの場合はペア502,000円。

インピーダンスは8Ω。再生周波数帯域は30Hz~25kHzで、出力音圧レベルは85dB。最大入力は30~150W。外形寸法は191×305×968mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は22kg。

Argon3LS(ウォルナット)

Argon7LSは、トールボーイタイプの2ウェイパッシブラジエーター型で、6.5インチのアルミニウム製ウーファーを2基搭載する。ブラックとホワイトはペア654,000円、ウォルナットの場合はペア698,000円。

インピーダンスは4Ω。再生周波数帯域は28Hz~25kHzで、出力音圧レベルは91dB。最大入力は15~150W。外形寸法は191×305×1,160mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は30kg。

Argon7LS(フルホワイト・受注生産カラー)
Argon7LS(ホワイトwithブラックグリッド・受注生産カラー)

フラッグシップモデル「Krypton3」

amphionのフラッグシップモデルで、3ウェイ4ユニットのフルレンジスピーカー。ブラックとホワイトはペア2,178,000円、ウォルナットの場合はペア2,266,000円。

1インチアルミニウムツイーターに加え、10インチアルミニウムウーファー1基、パピルス紙の8インチウーファー2基を搭載する。

ツイーターの上下には、音の指向性を制御するカーディオイドエンクロージャーを採用。あらゆる音響空間でも3種のスピーカーが同期して音像を作り出ように設計されているという。

またプロ用のライブ・スピーカーなどに用いられ、小さな部屋や大きな窓などの音響的に難しい環境下でも優れた性能を発揮できるとするカーディオイド・ミッドレンジも特徴。

サイドウォールとバックウォールの両方からの、不要な音の乱反射を最小限に抑えるUDD(Diffusion-Uniformly-Directive Diffusion)技術を取り入れた筐体デザインを採用する。

インピーダンスは4Ω。再生周波数帯域は21Hz~25kHzで、出力音圧レベルは89dB。最大入力は100~300W。クロスオーバー周波数は160Hz/1.6kHz。外形寸法は240×470×1,370mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は72kg。

Krypton3(ホワイト)