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スマートスピーカにHDプロジェクタ内蔵も。TIが0.23型DLPチップ

日本テキサス・インスツルメンツ(TI)は、低消費電力な小型DLPチップセット“DLP Pico”シリーズの新製品として、HD対応0.23型チップセットを発表した。チップセットは既に供給を開始しており、スマートスピーカーやウェアラブルデバイス、各種モバイル機器への搭載を見込んでいる。

0.23型のチップセットを搭載した「PJ搭載スマートスピーカー」の例

DLP Picoシリーズに追加されるのは、HD/1,280×720ドットのDMDチップ「DLP230KP」とコントローラー「DLPC3434」、およびqHD/960×540ドットのDMDチップ「DLP230GP」とコントローラー「DLPC3432」から構成される2種類のチップセット。DMDチップはいずれも0.23型で、DLP230KPは「市場に出ている中で最小の、HD映像品質投映対応チップセット」としている。

小型チップセットを使うことで、シャツのポケットにも入るサイズのモバイル・ピコ・プロジェクターが製作可能。輝度効率は20~40型のディスプレイ(200ルーメンの最大輝度)、および78×78×15mm未満(100ルーメン)のフォーム・ファクタに対応可能という。

電力消費を増やすこと無く、より明るいディスプレイ表示ができるTRP 5.4μm反射テクノロジを採用。DLP IntelliBright画像処理アルゴリズムにより、デバイスの電力消費量を50%減少させるか、輝度を50%上げることができる。DMDチップとコントローラーの消費電力は240mW未満。

DMDチップ、及びコントローラは既に供給を開始している。