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映画と演劇が連動する新プロジェクト「東映ムビ×ステ」。第一弾は時代劇「GOZEN」

東映と東映ビデオは、「ムービー(映画)とステージ(演劇)の挑戦的な融合」をテーマに掲げ、新たなプロジェクト「東映ムビ×ステ」を共同で開始。第一弾は時代劇「GOZEN」。“御前試合”に挑む侍たちを描く映画と舞台が、2019年夏〜秋にかけて公開・上演される。映画・舞台共通のビジュアルと特報が公開された。

東映ムビ×ステ第一弾は時代劇「GOZEN」
(C)2019 toei-movie-st

東映ムビ×ステプロジェクトでは、ひとつの作品世界で語られる「映画」と「演劇」を公開・上演。それぞれ独立した作品だが、物語は連動している。東映では、「メディアの境界線を行き来する物語は、これまでにない新しい感覚を呼び覚ます。異なる二つのエンターテインメントが組み合わさったとき、『魅力の化学反応』が起こり、極上の娯楽体験が生まれる」と説明している。

プロジェクト第一弾は、映画「GOZEN -純恋の剣-」(2019年夏公開)と、舞台「GOZEN -狂乱の剣-」(2019年秋上演)の二本立て。共通タイトルの「GOZEN」とは、将軍や大名の面前で武術を競う“御前試合”を示す。

映画でメガホンをとるのは、平成「仮面ライダー」シリーズで知られる石田秀範監督。数々の名作時代劇を撮影してきた東映京都撮影所で撮影された。舞台は、毛利亘宏(少年社中)が脚本・演出を手がける。

キャスト(御前試合出場者)は、犬飼貴丈、武田航平、前山剛久、井澤勇貴、松本寛也、井俣太良、元木聖也、矢崎広の8人。なお、映画と舞台のキャストは共通ではなく、それぞれの出演キャストは改めて発表する。

(上段左から)武田航平、犬飼貴丈、矢崎広、元木聖也
(下段左から)井俣太良、前山剛久、井澤勇貴、松本寛也
東映ムビ×ステ第一弾「GOZEN」特報

コメント

プロジェクトプロデューサー・塚田英明(東映)

「GOZEN=御前試合」とは、「武家時代に殿様の面前で行った武術の試合」のことです。殿様の面前ですから、これは絶対に負けられない戦いです。そして東映にとっての御前試合とは、公開する映画、そして上演する演劇です。まさに、観に来てくださったお客様(=殿様)の面前で行われる真剣勝負であります。今回、新しいプロジェクトを立ち上げるにあたり、覚悟を持って、この「御前試合」を第一弾のモチーフに選びました。
映画の方は既に撮影しましたが、かなり熱いものが撮れています。時代劇のプロ集団・京都撮影所と平成仮面ライダーの巨匠・石田秀範監督の初融合が生み出したのは、「これぞ娯楽100%の時代劇」です。ここへ更に、舞台のプロたちも参加して要素を注入しているので、「より新しいエンタメ作品」になろうとしています。今回のプロジェクト発表を受けた皆様からの反響も受けとめながら、これから仕上げていこうと思います。
映画・舞台、それぞれの概要は順次発表していきますが、ドラマを彩る「試合出場者以外の主要キャスト」の発表も含め、また新鮮な驚きをご提供できると思います。ご期待下さい。【東映ムビ×ステ】第一弾『GOZEN』、よろしくお願いします。みんなで一緒に楽しんでいきましょう!