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ソニーBRAVIA、A8FなどがAndroid 8.0 Oreoに。PlayMemories Online廃止

ソニーは24日、OSにAndroid TVを採用したテレビのA8F、X9000F、A1、Z9Dシリーズなどのソフトウェアアップデートを開始。OSがAndroid 8.0 Oreoへとバージョンアップし、画面デザインや操作性が変更になるほか、PlayMemories Onlineサービスが廃止される。

BRAVIA KJ-65A8F

対象モデルは2018年モデルの「A8F/X9000F/X8500F/X7500F」シリーズ、2017年の「A1/X9500E/X9000E/X8500E/X8000E」シリーズ、2016年の「Z9D/X8300D/X7000D」シリーズ。

これまでダウンロードやインストールしたアプリは、ホームメニューに表示されなくなるが、「アプリ」を選ぶとインストールしたアプリの一覧が表示される。リモコンのホームボタン長押しによりアプリの一覧表示も可能。新たにアプリをダウンロードするには、アプリの一覧から「Playストア」を選ぶ。

また、「Playストア」を選びリモコンの「決定」ボタンを長押しし、「お気に入りに追加」を選ぶと、ホームメニューのアプリ列に常に表示できる。

「入力切換」、「タイマー」、「設定」は、ホームメニューの右上に表示。通知(お知らせ)がある場合は、画面に右上に通知の数が表示され、数字を選ぶと通知内容を確認できるようになった。

小画面表示中はホームメニューの上部に、小画面の情報と操作ボタンを表示。ネットワークに接続されていない時に、ホームメニューに「インターネットにアクセスできません」などのエラーメッセージを表示するようになった。

お気に入りのアプリをホームメニューに追加が可能。「次のおすすめ」に途中まで再生したコンテンツが自動で追加されたり、手動で追加できるようになる。ただしこの機能は、特定のサービスやコンテンツのみの対応となる。

リモコンの「消音」ボタンを3秒間長押しし、表示されたメッセージで「ショートカットを使用」を選ぶと、以降「消音」ボタンの長押しだけで「音声読み上げ」機能の入/切を切り替えられるようになった。

また、「設定」-「ユーザー補助」-「ユーザー補助のショートカット」-「ショートカットサービス」にて、「音声読み上げ」以外の操作に、割り当てを変更することも可能。例えば「文字の拡大」などに使うこともできる。

次回のソフトウェア更新が見つかった時に表示されるメッセージのデザインを変更。リモコンの「番組チェック」ボタンを押すと表示される番組チェック(2017年/2016年モデル)、またはテレビ視聴中にリモコンの「テレビ」ボタンを押すと表示されるテレビメニューバー(2018年モデル)のデザインも変更となる。

2018年モデルでは、リモコンの「アプリ」ボタンの動作変更。アップデート前は「Sony Select」アプリの画面が表示されたが、アップデート後はインストールしたアプリの一覧が表示されるようになる。

テレビ視聴中にリモコンのマイクボタンを押して、例えば「土曜日のドラマを予約」と話すと、候補の番組が一行目に表示されるようになる。キーワード検索では、現在放送中の番組だけでなく、録画した番組も検索結果に表示されるようになる。

「ビデオ」、「アルバム」、「ミュージック」アプリの画面デザインと操作性も改善。アプリの画面左側に、USB機器の名称やホームネットワーク上のサーバー名が表示されるようになる。「アルバム」アプリでは、サムネイル画像が表示されるなど、再生したいファイルが見つけやすくなる。

USB機器やホームネットワークからのファイル再生時の、対応形式も増加。画像では.arwの簡易再生、音楽は.ogg、.aac、動画は.mkv(VP9 Profile 0, Profile 2)、.webm(VP9 Profile 0, Profile 2)を新たにサポート。.sami、.txtの外部字幕にも対応する。

削除される機能として、2017年、2016年モデルではリモコンの「番組チェック」ボタンを押したときに表示されるコンテンツバーから、Netflix/YouTube/ビデオ(ホームネットワーク)/PlayMemories Online/ストリーミングチャンネルを削除する。

これまでリモコンの「ホーム」ボタンを長押しすると可能だった、タスク切り換えができなくなるほか、これまで「アルバム」アプリで提供されていた、PlayMemories Onlineサービスが無くなる。

Wi-Fi Directの常時待ち受け機能も廃止。無線LANルーターを使わず、テレビとWi-Fi対応機器を直接つなぐには、毎回Wi-Fi Direct設定の待ち受け画面からの接続が必要になる。

ネットワーク面では、設定からIPv6設定を削除。ただし設定項目がなくなっても、IPv6アドレス・DNSの自動設定はサポートされているので、接続には影響は無いという。

その他の情報は更新説明ページを参照のこと。