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月額2,000円で登録コンサートが行き放題になる「コンパス」

オフィス・モデルンは、月額定額制で登録済みコンサートが行き放題となるサービス「コンパス」を2018年12月25日より開始した。月額料金は2,000円で、登録費は800円。

東京では月間1,000件以上のコンサートが開催されている中、満席になる公演はほんの一握りだという。そこで、コンサート料金を月額定額制にすることで、チケット代や購入手段を気にせず多くのコンサートへ行ける仕組みを導入。アーティストにとっては、空席になりそうなチケットをコンパスに提供することで収益が受け取れるという。コンサートの取り扱いジャンルはクラシック音楽が中心だが、和楽器や吹奏楽、ジャズなどの分野も扱う。

「コンパスConpas」という名称は、コンサート(Concert)・パスポート(Passport)の略。羅針盤のCompass(コンパス)ともかけており、「アーティストと聴衆をつなぐコンパスになりたい」という意味が込められている。

月額2,000円の有料会員は、登録されているコンサートを回数制限なく鑑賞可能。スマホで行きたいコンサートの「申し込み」ボタンを押すと完了する。コンサート当日、会場に掲示される専用のQRコードをスマホで読み取るとチェックイン。受付でチケットを受け取る。1つのコンサートにつき500円追加することで、会員以外の友人とペアで行くことも可能。

コンパスでのコンサート入場の流れ
会場でORコードを読み取ってチェックイン

コンサート主催者による登録手続きは無料で、コンサート情報や座席提供について登録。管理画面から公演ごとに提供されるQRコードを印刷して、当日の受付に掲示する。

「やむを得ず空席になりそうな座席」をコンパス会員に提供することで、会員から得られた収益の60%が“ポイント制”で主催者に配分。このポイントはコンパスが提供するチラシ制作や記録写真、録音サービスなどに利用できる(1ポイント1円相当)ほか、Amazonギフト券への交換も可能(1万ポイントから)。ポイントの期限は1年6カ月。運営収益から1%は、将来を担う子どもたちの音楽活動を支援しているエル・システマジャパンに寄付される。

収益配分の流れ