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車を“動く映画館”に。JDIが32.1型横長ディスプレイを仏メーカーと共同プロモ

ジャパンディスプレイ(JDI)は、車載向けの32.1型横長ディスプレイをフランスの自動車部品メーカーであるFaurecia Interieur Industrie SASと共同でプロモーションする。協業プロモーションの覚書を締結した。

モーフィング・インストルメントパネルの使用イメージ

アスペクト比16:3の横長ディスプレイ。両社は1月に米ラスベガスで開催された「CES 2019」において、このディスプレイを使った「モーフィング・インストルメントパネル」を展示していた。

将来の自動運転を想定してデザインされたもので、手動運転時には、運転者席の前方に位置し、ナビゲーション情報やスピードなど運転に必要な情報、安全情報を表示。自動運転に切り替えると、センターコンソールに移動し、エンターテイメント・スクリーンとして使うことができる。

前方座席を斜めに動かすことで、後部座席の同乗者とスクリーンを共有することも可能。「例えば、動く映画館としての空間を楽しむことができる」とする。

JDI EuropeのManaging DirectorであるOliver Burscher氏は、「将来においても車載マーケットは非常に有望であると考えている。自動運転の流れは、すべての利用者に車内空間の新たな過ごし方や、あり方を提案することを可能にする。JDIはフォルシアと共に新たなディスプレイを通じて、人々に新しい生活、体感、視感を提供する」とコメントしている。