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テレサ・テン初のダイレクトDSD 2.8MHz化SACD。ステレオサウンド発売

テレサ・テン初となるアナログマスターテープからのダイレクトDSD 2.8MHz化によるSACD「Stereo Sound ORIGINAL SELECTION Vol.1」が3月31日に発売される。全20曲で価格は4,500円。オーディオ専門店やステレオサウンドストアで3月1日より予約受付を開始した。SACD/CDハイブリッド盤で、CDプレーヤーでも再生できる。

テレサ・テン「Stereo Sound ORIGINAL SELECTION Vol.1」

同社はこれまでテレサ・テンのマスターを全曲使用したファーストメタル・ダイレクトプレス製法によるアナログ盤を7作リリース。「アナログ盤と同じマスターでSACDを聴いてみたい」との要望を受けて、今回のSACD発売が決定した。なお、SACD層はステレオのみ。

ユニバーサル ミュージックが保有するアナログ・マスターテープが、これまでステレオサウンド選曲/構成のテレサ・テン アナログ盤カッティングを手掛けてきた日本コロムビアの武沢茂チーフ・エンジニアのスタジオに持ち込まれてDSD化。マスターテープの再生には、コロムビアスタジオでチューニングされたStuder A80再生専用機を使用。収録の20曲は、別々のマスターテープに収録されているため、A80のアジマス調整は武沢エンジニアの手によって1曲ごと入念に実施されたという。

再生された音源は、日本コロムビア製カスタムメイドのアナログコンソールを経由し、Merging TechnologiesのPyramix WorkstationとともにHorus Convertersをエソテリック高精度ルビジウム搭載マスタークロックジェネレーターG-01Xで同期。SACD盤のマスターとなるDSD 2.8MHzにA/D変換している。

ユニバーサル ミュージックの持つアナログマスターテープが武沢茂チーフ・エンジニアのスタジオでDSD化された

収録楽曲は前半の10曲が日本語歌唱。2015年にステレオサウンドの選曲でアナログ盤を初プレスしたテレサ・テン<ベスト>SSAR-001と同じ選曲・構成とし、後半の中国語歌唱10曲は、その後に続いてプレスした<ベスト2>(SSAR-012)、<ベスト3>(SSAR-018)、6作目の全曲中国語歌唱盤<ベスト>(SSCH-001)の中からミリオンセラーの中国語歌唱バージョンを選曲した構成となっている。

大ヒット曲「空港」は、1曲目のポリドール録音、6曲目のトーラス録音、11曲目の中国語歌唱録音の3バージョンを収める。さらに、4曲目と12曲目の「つぐない」や、5曲目と13曲目の「愛人」、7曲目と15曲目の「時の流れに身をまかせ」は、日本語歌唱と中国語歌唱によるマスターの聴き比べが楽しめる内容となっている。

収録内容

【日本語歌唱】
1.空港─ポリドール録音─
2.アカシアの夢
3.ジェルソミーナの歩いた道
4.つぐない
5.愛人
6.空港 ─トーラス録音 ─
7.時の流れに身をまかせ
8.スキャンダル
9.別れの予感
10.香港 ~Hong Kong~

【中国語歌唱】
11.情人的關懷(空港)
12.償還(つぐない)
13.愛人
14.你在我心中(夜のフェリーボート)
15.我只在乎(時の流れに身をまかせ)
16.再見、我的愛人(グッドバイ・マイ・ラブ)
17.甜蜜的小雨(なみだ恋)
18.小村之戀(ふるさとはどこですか)
19.夜来香
20.襟裳岬