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ソニー、1本でAtmos対応のサウンドバー。2chも3次元サラウンド化、約4万円
2019年3月26日 13:05
ソニーは、スピーカー1本でDolby AtmosやDTS:Xに対応するサウンドバー「HT-X8500」を4月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。
幅89cmのフロントスピーカー1本で、Dolby AtmosとDTS:Xの立体サラウンド再生も可能なサウンドバー。ユニットはフロント用が52×90mm(縦×横)のアコースティックサスペンション型フルレンジ×2で、52×90mm(同)のサブウーファー×2も内蔵。デジタルアンプS-Masterを内蔵し、出力はフロントが40×2ch、サブウーファーが80W。
ソニー独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine」により、Dolby AtmosやDTS:Xに加え、テレビ番組などの2ch音声も3次元サラウンド化が可能。S-Force PRO Front Surroundも備える。
フロントスピーカーとサブウーファーは独立チャンバー構造とし、音の干渉を軽減。コンパクトながらクリアなサウンドを実現したという。サブウーファーは前面中央に備え、ユニット2個を前向きに配置。下向きに比べて設置環境の影響を受けにくいとしている。
HDMIは入出力が各1系統で18Gbps対応。4K/HDR(HDR10/Dolby Vision/HLG)映像をパススルーできる。eARC(Enhanced ARC)もサポートし、ドルビーTrue HD、Dolby Atmos、DTS-HD MasterAudio、DTS:X音声もHDMIケーブル1本で対応テレビからサウンドバーへ伝送可能。UHD BDプレーヤーやSTBなどの高品位な音声を、eARC対応テレビをハブとしてサウンドバーで聴ける。HDCP 2.2/2.3対応。
HDMI以外の端子は、光デジタル音声入力×1。Bluetooth受信にも対応し、スマートフォンなどの音声をワイヤレスで受信して聴ける。対応コーデックはAACとSBC。
設置しやすいコンパクトサイズにこだわり、テレビスタンドの奥行き(55型で約30cm)、画面までの高さ約7cm、一般的なテレビ台の奥行き約40cmに収まるように設計したという。背面のIRリピーターは大型化している。
コンテンツに没入できるよう、天面には反射しにくい素材を使用し、シボ加工で反射を抑制している。外形寸法は890×96×64mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.1kg。リモコンやHDMIケーブル、ACアダプター、壁掛けテンプレートなどが付属する。