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ソニー「α9」がAF強化、リアルタイム瞳AF対応。新スマホアプリ配信開始

ソニーは、ミラーレスカメラ「α9」の本体ソフトウェアを3月25日にアップデート。「リアルタイムトラッキング」や「瞳AF」などのAF動作を大幅に強化し、操作性も向上するという。1月に予告されていたアップデートが正式に提供開始されたかたちとなる。更新後のバージョンはVer.5.00。

ソニーのミラーレス「α9」にリアルタイム瞳AF機能などが追加

既報の通り、AFの強化では狙った被写体を自動検出・追尾し続ける「リアルタイムトラッキング」を搭載。新開発の物体認識アルゴリズムにより、被写体との色や模様(輝度)、距離などの空間情報を高速に検出。被写体を高精度に認識して自動で追尾し続けるという。カスタムキーに「押す間トラッキング」を設定しておけば、狙ったタイミングで追尾を開始。タッチトラッキングを設定すると、モニター上をタッチして追尾する被写体を選べる。

瞳AF機能も進化し、AF-C(コンティニュアスAFモード)時もシャッターボタンを半押しするだけで、瞬時に被写体の瞳を検出し続け、高精度に追従する。フォーカスする瞳を自動的に選ぶ以外にも、「右目」または「左目」から任意で選ぶことも可能。なお、動画撮影時は「瞳AF」は使用できない。

今後、夏頃に提供予定のファームウェアVer.6.0では、瞳AFが一部の動物にも対応予定。野生動物やペットの瞳も高速・高精度に検出し、追従できるという。

夏頃に提供予定のα9ファームウェアVer.6.0では、瞳AFがペットの猫や犬など、一部の動物にも対応予定。写真はCP+2019のソニーブースでの瞳AF体験デモの様子

α9の本体ソフトウェア Ver.5.00のアップデート内容は以下の通り。


    AF機能進化
  • リアルタイムトラッキング機能追加
  • 瞳AFの進化
  • 像面位相差AFの精度向上と活用領域の拡大
  • コントラストAF枠の多分割化
  • フォーカス位置の循環設定

    撮影サポート機能追加
  • デュアルスロット機能性の進化(記録メディア自動切換)
  • 一時的にダイヤルの機能を変更(マイダイヤル設定)
  • カスタムキーへ機能アサイン時のイラスト追加
  • ピーキング機能の性能向上および青色追加
  • レーティング機能追加
  • 連続撮影画像のグループ表示
  • プロキシー動画同時記録に対応
  • 1:1の画像アスペクト比に対応
  • スマートフォンアプリ「Imaging Edge Mobile」に対応
  • その他

    動作安定性向上
  • 階調再現性の向上
  • その他

なお、Ver.5.00へのアップデートによってXAVC S HDの[記録設定]に、新たに[60p 25M]と[30p 16M]が追加され、これにともなって以下の動画撮影機能が非搭載になる。

  • 記録方式の[MP4]と、再生時にMP4動画のみを表示する[フォルダービュー(MP4)]が非搭載
  • AVCHD動画の[記録設定]から[60p 28M(PS)]、[24p 17M(FH)]、[24p 24M(FX)]が非搭載
    ※AVCHD動画の[60i 24M(FX)]と[60i 17M(FH)]は利用可能

また、XAVC S動画を記録するときに低解像度プロキシー動画を同時記録する機能を追加。これにともない、XAVC S動画またはAVCHD動画の記録時、同時にMP4動画を記録する[同時ビデオ記録]が非搭載になる。

スマホアプリ「Imaging Edge Mobile」

ソニーは同社デジタルカメラ向けのPCアプリとして「Imaging Edge」シリーズを提供しているが、スマートフォン/タブレット向けの新アプリ「Imaging Edge Mobile」(Ver.7.1)を3月25日から提供開始した。これまで展開してきたスマホアプリ「PlayMemories Mobile」をリニューアルしたもので、従来の機能は新アプリでも引き続き使用できるという。

ファームウェアをVer.5.00にアップデートした「α9」と組み合わせると、カメラで撮影しながら静止画をスマホのアプリへ自動バックグラウンド転送できる。

α9(左)の撮影画像を、スマホアプリ「Imaging Edge Mobile」(右)にバックグラウンド転送(CP+2019のソニーブースでのデモ)

また、プロフォトグラファー向けの静止画転送ワークフローを高速化するという、スマホ/タブレット向けの「Transfer & Tagging add-on」アプリ(Ver.1.0)も提供開始。スマートフォンへの「FTP バックグラウンド転送」と「タグ・キャプションの高速付与」が行なえ、撮影現場からPCを使わずに即納できるとしている。