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Netflix独占配信開始「ULTRAMAN」ワールドプレミア。ULTRAMANスーツも披露
2019年4月1日 10:58
4月1日からNetflixで全世界独占配信がスタートした新作アニメ「ULTRAMAN」。配信前夜の3月31日にワールドプレミアが開催され、神山健治監督、荒牧伸志監督をはじめ、木村良平さん(早田進次郎/ULTRAMAN役)、江口拓也さん(諸星弾/SEVEN役)、潘めぐみさん(北斗星司/ACE役)、諸星すみれさん(佐山レナ役)が登壇。木村さんは“ULTRAMANスーツ”姿も初披露した。
月刊ヒーローズに連載されており、累計280万部を超える同名コミックを、神山監督×荒牧監督のダブル監督でフル3DCGアニメ化した作品。
丸の内ピカデリー1で開催されたワールドプレミアには、約800人の観客が参加。上映開始前には、主題歌「Sight Over The Battle」を歌うOLDCODEXからのコメント映像が紹介され、「(楽曲を制作するにあたって)様々な要望をいただいて、その中から自分たちの答えを出せた楽曲になっていると思います。空の煌めきみたいなものをシンセサイザーで表しながら、地上の戦闘が多いというところでの重厚感をバンドで表し、何かを問いかけるようなメロディーにできたらいいなと、思って楽曲を作成しました。歌詞も、英雄ゆえの孤独みたいな、そしてなぜ人は戦うのか、深いところを自分たちなりの解釈と、自分たちの「ULTRAMAN」への思いを交えて作りました」と思いを伝えた。
続いて登壇した神山&荒牧監督。神山監督は「スタッフ全員で2年くらいかけて作り上げてきたものが配信されるので楽しみです」と話し、荒牧監督は「上(劇場の2階席)で観ていたのですが、私自身が抑えきれない気持ちになりました。(今日の上映が)1、2話では物足りないのでは、と思ったのですが、神山さんと作り上げてきた作品ですし手前味噌ですが十分楽しめるな、と思いました」と、本作の仕上がりに十分な手ごたえと自信をのぞかせていた。
続いて、江口さん、潘さん、諸星さんも登場。「まさに今、ご覧いただけたのですよね、早く続きを観てもらいたいです」(江口)、「感無量です。大好きなULTRAMANを明日から皆さんにみていただけるなんて、気持ちがはやっています」(潘)「今日のお披露目、嬉しいです。仕上がりのクオリティが高くて、大きいスクリーンで見れた皆さんがうらやましいです」(諸星)と、それぞれ喜びの表情を浮かべた。
アフレコ現場の様子について、神山監督は「木村さんと江口さんは久しぶりだったけれど、2人の声が好きすぎるので(笑)アフレコが楽しみでした。昔からULTRAMANチームにいたのではと思えるくらいのチームワークを感じられて、楽しくアフレコができました」と説明した。
ここまできて、主役の木村さんの姿が見えないことに会場が少しざわつき始めると、MCが「みなさん、そわそわしていますが大丈夫です、会場に来てくれていますから!」とあおり、場内から拍手と歓声があがる中、アニメ本編内にも登場する「科学特捜隊」基地を思わせる舞台上の扉から、ULTRAMANスーツ姿を来た木村さんが登場。この日一番の歓声が沸き起こった。
場内の反応に、木村さんはセンターで決めポーズをとりながら応え、「『これ着ていいんですか?』という感じで……本物ですよ、これ! 本物のプロが本気で作った本物のスーツを声優の身で着させてもらえるなんて、嬉しいです!」と、興奮を隠しきれない様子。
潘さんは、「(スーツの後ろが人間の脊椎のようなデザインになっているところを見て)私、この脊椎になりたいです! スーツ姿のウルトラマンがマスクを取った状態で登場するのは初めてですよね」と熱いコメント。
荒牧監督は「(木村のスーツの状態は)2話のラストの状態ですね。これでアフレコしてほしいですね」と笑った。
当日は新たな情報も解禁。エースキラー役で平田広明さんが出演していることが明らかになった。エースキラーについては、「収録しているときも(キャラクターが)悪いなあ、と思っていたけれど、画がついたらやっぱり悪い。でも、格好良かったです」(木村)、「(ACEと対決する役柄なのですが)声を聴いた瞬間、これは勝てるのか……? と思いました」(潘)、「スーツを着た謎のキャラクターだったので自由度が高めなので、役柄を広げてもらいました。でも、ちょっとやりすぎだったかな(笑)」と、配信が待ちきれなくなるような、気になる証言が次々と飛び出した。
イベントの最後には、ヒットを願い、「俺たちがウルトラマンだ!」の掛け声を観客と一緒に行ない、ワールドプレミアは終了した。
ストーリー
かつてこの世界には〈光の巨人〉と呼ばれる存在がいた。やがて〈光の巨人〉はその役目を終え、遠い宇宙にある自らの故郷へと帰還し、同化していた地球人はそれまでの記憶を失うことで自らの在るべき場所へと戻っていった。ウルトラマンの存在は過去のモノとなり、科学特捜隊日本支部もその役割を終えて、光の巨人記念館へとその姿を変えていた。
早田進次郎は多感な思春期を過ごす高校生。だが彼は、自分が驚異的な跳躍力や頑丈な肉体といった人間離れした“普通”ではない力を持っていることを自覚していた。
そんなある日、進次郎は父・早田進が、かつてウルトラマンであったことを知る。そしてウルトラマン無き地球に暗躍する宇宙人たちの存在も。
進次郎は、秘匿組織として健在する科学特捜隊の井手によって開発された、ウルトラマンスーツを着用できる数少ない適合者だった。
「単刀直入に言おう――キミにウルトラマンになってもらいたい」