世界初、AI歌声合成がボーカルのCDが4月28日リリース

世界初となるAI歌声合成をボーカルに起用したCDが4月28日にリリースされる。DTMステーションCreativeレーベルのアルバム「Sing truly」で、価格は2,000円。28日開催の音系・メディアミックス同人即売会「M3」のほか、同レーベルのオンラインストアでも販売される。

DTMステーションCreative「Sing truly」

名古屋工業大学 国際音声言語技術研究所と、ベンチャー企業テクノスピーチが共同開発したAI歌声合成システムを使って制作したボーカルを起用したCD。音声創作ソフトウェア「CeVIO」のキャラクターである「さとうささら」と「IA」の声を使って制作された。

DTMステーションCreativeは、ライターの藤本健氏と、作曲家の多田彰文氏によるレーベル。これまで、小寺可南子「Sweet my Heart」や、小岩井ことり「Harmony of birds」をリリースしており、今回が第3弾となる。なお、実現の背景や制作過程などについては、藤本健氏のブログ「DTMステーション」で解説されている。

なお、既報の通りAIをボーカルに起用した楽曲としては、マイクロソフトAI「りんな」が歌う「最高新記憶」が、4月17日よりデジタル配信開始されることがエイベックスより発表されている。