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HIFIMAN、ヘッドフォン祭で静電型ヘッドフォン「Jade II」と新DAP公開
2019年4月17日 13:54
HIFIMAN JAPANは、4月27日、28日に東京・中野で開催される「春のヘッドフォン祭2019」において、新製品静電型ヘッドフォンシステム「Jade II」と、ポータブルプレーヤー「R2R2000(RED)」を日本初公開すると予告した。どちらも発売日は未定。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はアンプ付きの「Jade II」が2,499ドル前後、「R2R2000(RED)」が約1,200ドル前後。
静電型ヘッドフォンシステム「Jade II」
HIFIMAN初の静電型ヘッドフォンシステム「Jade」の後継機が「Jade II」。「世界中何百万もの音楽ファンに十分手が届く価格を保ちながらも、前モデルの高い評価をベースに大きな音質の向上を果たした」という。
光沢のあるJadeのグリーンから、濃い紫へと角度によって見た目が変化するドライバーユニットを採用。静電型ならではのスピードと細部表現力を特徴とし、7Hz~90kHzまでの再生に対応。楕円形のイヤーカップを採用している。
Shangri-La Jrから受け継いだナノテクノロジードライバーと超薄型のダストカバーを採用。開放型で、「自然で包み込まれるような音の豊かな広がりがリスナーを音楽の特等席へと誘う」とする。ヘッドフォンバイアス電圧は550V~650V。
365gと軽量で、快適なヘッドパッド、大きなイヤーパッドとの組み合わせにより、長時間でも快適なリスニングが可能という。
駆動用のアンプがセットになっており、アンプの重さは11kg。外形寸法は400×265×108mm。
ポータブルプレーヤー「R2R2000(RED)」
Bluetooth高音質技術の「HWA」に対応したポータブルプレーヤー「R2R2000」のDANを受け継ぎながら、コストダウンを図ったという後継機。カラーは赤となっている。
マルチビットDACチップの「PCM1702」をデュアル構成で搭載。 チップを使用しデュアル構成で搭載。ストレージメモリは最大256GBまで拡張できる。
USB DAC機能を備え、USB-C端子でPCなどと接続、最大384kHz/24bitまでの音楽ファイルを再生できる。
HIFIMANがカスタム設計したFPGAデジタルフィルタを採用。最大768 kHzのサンプリングデータレートをサポート。HIFIMANがカスタム設計したシングルプロセスの組み込み型OSも採用しており、可能な限りの低ジッターを保証するために、1つのタスクのみを処理するようになっている。
ヘッドフォンアンプ「EF6」を搭載し、1チャンネルあたり500mWのバランス出力を実現。前述のカスタムOSの採用により、CPUと制御回路は10mAしか消費しない。消費電力の95%がオーディオ出力に直接送られ、高い音質を維持しながら長時間のバッテリ寿命を実現しとつる。HiFiモードは再生時間が最大約8時間まで。