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ハクション大魔王の声が令和元年にラジオで復活! 音声合成技術活用

ニッポン放送は、音声合成技術の活用を促進する一般社団法人デジタルボイスパレットの協力により、2016年に他界された声優・大平透さんが演じた、ハクション大魔王の声を、音声合成技術によって復元。時刻を告げるオリジナル時報CMとして、5月1日から5日間の期間限定で放送する。

(C)タツノコプロ

デジタルボイスパレットは、電通と声優プロダクションの81プロデュースが、音声合成技術の活用を促進する一般社団法人として共同で設立。音声合成技術の成熟に合わせて、人の声を元にしたデジタルボイスの利用拡大が見込まれる中、声の主(声優)に新しいビジネスの選択肢を与え、その権利を長期的に守り活用していくことなどを目的としている。

ハクション大魔王のデジタルボイスは、東芝デジタルソリューションズの音声合成技術を利用して作られている。

時報CMは、「3時をお知らせします」のような文言のあと、時報音が流れることで、正確な時刻を知らせるラジオならではのもの。今回は、日にちの切り替わりの午前0時(24時)を告げる時報を、ハクション大魔王の声で放送する。

期間は、5月1日・24時(5月2日・午前0時)、5月2日・24時(5月3日・午前0時)、5月3日・24時(5月4日・午前0時)、5月6日・24時(5月7日・午前0時)、5月7日・24時(5月8日・午前0時)の5日間。

ニッポン放送とデジタルボイスパレットは、今回の取り組みを機に、「ラジオをはじめとした音声メディアでのデジタルボイス活用や、デジタルボイスによる新しいビジネスの開発と価値創造を目指す」という。

タツノコプロ制作のハクション大魔王は、1969年10月~1970年9月に放送。クシャミをすると魔法の壺から飛び出すハクション大魔王。呼び出した者の願いを叶える魔人だが、壺の持ち主となった小学生のカンちゃんの命令に、ドジな魔王はいつも失敗ばかり……。

子供から大人まで楽しめる傑作ドタバタギャグコメディ。