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契約者のデータ活用「スカパー!情報銀行」実証実験、参加者に視聴料還元

スカパーJSATは、スカパー! 契約者のパーソナルデータを活用した情報銀行プラットフォーム「スカパー!情報銀行」の実現を目指し、研究・実証実験を7月~12月に実施する。スカパー! 契約者から2,500人がモニター参加し、参加者が開示許諾した契約/視聴状況、アンケート、購買履歴などをもとに、スカパー!の番組情報や、データ活用企業の広告・サービスを提供。データを開示した参加モニターには、スカパー!の視聴料を還元する。

実証実験の全体イメージ

この研究・実験は、スカパー!とDataSign、サイバー・コミュニケーションズ、インテージが共同で実施する。

モニター参加形式で実施し、データ登録・開示に任意で同意したモニターを対象に、開示データに基づき個別推奨されるスカパー!の番組情報やデータ活用企業からの関連商品・サービス情報を提供する。

具体的には、インテージが保有するモニターのうち、スカパー!契約者をモニター対象とし、参加者自身のパーソナルデータを管理・活用できるPDS(パーソナルデータストア)機能を内蔵した、DataSign開発の情報銀行サービス「paspit」(パスピット)と連携。データ活用企業との情報連携・流通を管理する。

また、CCIがデータを活用する企業のメリットを最大化するように広告運用し、企業はそのデータを基にした生活者理解や、One to Oneマーケティングの高度化によって個々人に最適な情報を提供。「個人が享受できるメリットの見える化・最大化を目指す」という。

各社の役割

スカパー! では、こうした取り組みを通じて、利用できるサービスの拡大による、ユーザーの満足度向上を目指すとともに、事業性の検証も実施。「今後のスカパー!の事業領域の拡充に努めていく」としている。