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20時間再生/クアルコム新チップ搭載で9,200円の左右分離イヤフォン「F2」
2019年5月16日 16:03
メイは、1回の充電で業界最長という20時間の音楽再生が可能なFUNOHM(ファノーム)ブランドの左右分離イヤフォン「F2」を5月24日より順次発売する。価格は9,200円。カラーは3色で、発売日はブラックとホワイトが5月24日、グレーが6月21日。
Amazon.co.jpとe☆イヤホン、フジヤエービックなどで予約受付を開始。今後、山野楽器 銀座本店やマークスタイル トーキョー GINZA SIX店、ロフト、ONKYO BASE、蔦屋家電、島村楽器の一部店舗などでも取り扱う。
13mm径のダイナミック型ドライバーを搭載しており、「左右分離型としては異例の大口径ドライバーに、自然なヴォーカル再生や楽器の分離感を重視したチューニングを施し、聴きやすい音色に仕上げた」とする。
Bluetooth 5.0に準拠し、コーデックはSBC、AAC、aptXに対応。クアルコムの最新チップ「QCC3020」を採用し、アンテナの配置も工夫して音切れを抑え、スムーズな再生を追求。対応スマートフォンと組み合わせ、右の信号は右のイヤフォンに、左の信号は左のイヤフォンに別々に伝送する「TrueWireless Stereo Plus」(TWS Plus)にも対応するなど、接続安定性を向上させている。
左右を親機/子機として使う、従来のTWS接続方式についてもバッテリーの持ちを改善。ロールスワッピング機能に対応し、左右のバッテリー残量に応じて親機/子機を切り替えることでバッテリー消費の偏りを抑えている。
連続再生時間は、2時間の充電で最大20時間を実現(TWS Plus/TWS方式)。補聴器などで使われているという、独VARTA(ファルタ)製のバッテリーを採用している。充電ケースはなく、付属の二股USBケーブル(USB A-micro USB×2)を左右イヤフォンのmicro USB端子に接続して充電する。
再生周波数帯域は20Hz~20kHz。IPX5相当の防水・防汗性能と、高さ4mからの落下に耐える耐衝撃構造を備える。マイクも内蔵。マルチファンクションボタンでスマートフォンの音声アシスタント(Siri/Googleアシスタント)を呼び出せる。重量は9g。
SS/S/M/L/LLの5サイズのシリコンイヤーピースと、装着性を高める独自のスタビライザー「Tragus Fit(トラガスフィット)」(3サイズ)、キャリングポーチが付属する。
FUNOHMブランドは、ソニー出身の保坂明彦氏が率いる、メイのオリジナルイヤフォンブランド。大手音響メーカー出身のメンバーを揃え、製品の企画と設計を国内で行なっている。ブランド名は、鳥の「オウム」が大空を羽ばたくように、自由に音楽を「楽しむ」などの意味を込めたネーミング(楽しむ=FUNと、オウム=Ωの組み合わせ)だという。
なお、保坂氏はソニーで世界初の家庭用ノイズキャンセリングイヤフォンや、現在のカナル型イヤフォンで採用されているシリコン製イヤーピースを手がけたエンジニア。