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人類月着陸ドキュメンタリー「アポロ11 完全版」109シネマズなど7月上映
2019年6月28日 11:00
人類史上初の月面着陸から50年。新たに発掘された映像と音声で、アポロ11号の9日間を描くドキュメンタリー映画の邦題が「アポロ11 完全版」に決定し、7月19日より109シネマズ二子玉川などで緊急公開される。場面写真などが一挙解禁となった。
月面着陸50周年を記念し、NASAと米公文書記録管理局(NARA)が協力し、70mmフィルムのアーカイブ映像や11,000時間以上に及ぶ音声データを基に制作されたドキュメンタリー映画。アポロ11号の乗組員であるニール・アームストロングや、バズ・オルドリン、マイケル・コリンズのほか、ニールの妻ジャネットらが出演する。
原題は「Apollo 11」で、全米で3月に公開されて大ヒットを記録したという。国内では東北新社が配給し、映画レーベル「STAR CHANNEL MOVIES」の作品として上映する。本編は93分で、音声は英語。監督・編集・プロデューサーをトッド・ダグラス・ミラーが担当した。
当時の貴重な映像素材を、特注スキャナーで8Kまでの解像度でHDRのスキャニングを行ない、4Kリマスターによって「50年前の映像とは思えないほどの圧倒的な迫力と美しさ」で、アポロ11号の打ち上げ直前から帰還までの9日間を描く。
ナレーションや当時を振り返るインタビュー映像を一切入れず、あえて当時の映像と音声だけで構成。
打ち上げ管制センターや、宇宙飛行士たちが宇宙服を着用していく様子、ミッション完了後に回収船に乗り込む様子とニクソン大統領の姿など、「専門家たちもこれまで見たことがない」という秘蔵映像も織り交ぜ、当時5億人が見守ったとされる偉業を、迫力の映像と合わせて「まるで“そこにいる”かのような臨場感と緊迫感を体感できる」という。
なお、既報の通り、科学館・博物館用に再編集された「アポロ11:ファースト・ステップ版」の上映も決定しており、7月より厚木市子ども科学館、明石市立天文科学館など全国の科学館・博物館独占で順次公開される。さらに、鹿児島市立科学館では、ドームスクリーンのIMAXシアターで70mmフィルム上映が実施される。