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iBasso、AK4493内蔵で2.5mmバランス出力搭載のスティック型USB DAC「DC01」

MUSINは、中国・深センのオーディオメーカー・iBasso Audioの小型、USB DACアダプタ「DC01/DC02」の2機種を8月30日に発売する。AndroidスマートフォンやPCとUSB接続し、ヘッドフォンなどで聴ける。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は2.5mmバランス出力を備えた「DC01」が6,800円前後(税込)、3.5mmステレオミニ出力の「DC02」が6,100円前後(税込)。

iBasso Audio「DC01」

「DC01」と「DC02」の違い

DC01は、旭化成エレクトロニクスのDACチップ「AK4493」を採用。据え置き型のオーディオで使われるチップだが、「iBassoでは技術を結集し、コンパクトなDACケーブルアダプタにこのAK4493を搭載した」という。2.5mmバランス出力を採用している。

DC02は「AK4490EQ」を採用。出力端子は3.5mmのステレオ出力を搭載する。

「DC02」

どちらのモデルも、384kHz/32bitのPCMと、DSD 11.2MHzまでのネイティブ再生に対応。Androidスマートフォンやタブレット、PCとUSB接続し、「手軽にエントリークラスのデジタルオーディオプレーヤー以上にパワフルで滑らかな高音質が楽しめる」という。

DC01の出力は113mW@32Ω。超低歪LDOレギュレータをデュアルで使用した、バランス回路を持つ「True Balanced Amplifier」を採用。ケーブルにはオーディオグレードで8芯のものを使ってる。

USB-C端子を採用。UAC2.0チップセットを搭載しており、UAC2.0対応のWindows 10や5.0以降のAndroid OSと接続して利用できる。ただし、Androidスマートフォンでは互換性の理由から、音声出力にSRC(サンプリングレートコンバーター)が使われているため、デフォルトでは最大音量になり、音量を下げるにはソフトウェアのボリューム機能を使う事になるという。

そこで生じる音質への影響を避けるため、64段階のハードウェアボリュームコントロールを可能とする専用アプリも開発している。

製品の長さは120mm。重さはDC01が11g、DC02は8g。