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キヤノン、瞳AF対応のミラーレス「EOS M6 Mark II」。14コマ高速連写

キヤノンは、ミラーレスデジタルカメラ新モデル「EOS M6 Mark II」を9月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、ボディ単体の直販価格は115,000円。EF-M18-150 IS STMレンズや、有機ELビューファインダー付きのキットも用意する。ボディのカラーはブラックとシルバーの2色。

「EOS M6 Mark II」(ブラック)にレンズEF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMと、EVF-DC2装着

【ラインナップと直販価格】
EOS M6 Mark IIボディ 115,000円
EF-M18-150 IS STMレンズキット 157,500円
EF-M18-150 IS STMレンズ・EVFキット 172,500円
ダブルズームキット(EF-M15-45 F3.5-6.3 IS STM、EF-M55-200 F4.5-6.3 IS STM) 152,500 円
ダブルズームEVFキット(レンズは上記と同じ) 167,500 円

APS-Cサイズで有効3,250万画素のCMOSセンサーと、映像エンジンDIGIC 8を備えた、キヤノンEF-Mマウントのミラーレスデジカメ。トリミングによる部分拡大でも高画質な画像を得られるとしている。常用ISO感度は最高25600(拡張ISO 51200相当)を実現。室内や夜景などの暗いシーンでもノイズを抑え、高画質な撮影ができるという。

EOS M6 Mark II(シルバー)

キヤノンのレンズ交換式カメラで初搭載となる最高約14コマ/秒の「高速連続撮影+」と、最高約30コマ/秒の「RAW バーストモード」の高速連写に対応。RAWバーストモード設定時は、電子シャッターでの撮影で約1,800万画素、約75%×約75%クロップ、14bit RAW(キヤノン独自、12bit AD変換)となる。そのほか、シャッター半押し状態で撮影を開始、シャッター全押しの最大約0.5秒前から記録できる「プリ撮影」にも対応。

最高約14コマ/秒の「高速連続撮影+」に対応

各画素が撮像と位相差AFの両方の機能を兼ねる「デュアルピクセル CMOS AF」による高速・高精度AFと連携、動く被写体でも快適に撮影できるとしている。測距点は143点(顔+追尾優先AF時の最大)。

被写体の瞳を検知してフォーカスを合わせる「瞳AF」に対応し、サーボAF/動画サーボAF時も設定可能。瞳AFは「顔+追尾優先AF」時に利用でき、ワンショットAF、サーボAF、動画サーボAFで使える。初期設定ではカメラに近い方の目を自動選択。同程度の距離の場合には、画像中央に近い方の瞳が自動選択される。手動で任意の瞳を選択することも可能。

AFとレリーズ動作を切り離して撮影できる「AF スタートボタン」や直接フォーカス方式の切り換え操作を行なう「フォーカスモードスイッチ」、一眼レフカメラ EOS シリーズと共通の露出補正を行う「コントローラーホイール」を搭載し、ハイアマチュアユーザー向けの本格的な操作性を実現したという。

操作ボタン部

シャッター音が発生しない最高1/16,000秒の電子シャッターを搭載。また、最高1/4,000秒の先幕メカシャッターにより、玉ボケの欠けを抑制できる。

タッチ操作で撮影設定ができる3型104万画素のチルト式液晶モニターを装備。チルト角は上方向に約180度、下方向に約45度。EVFキットには、236万画素の有機ELパネルを搭載した小型EVF「EVF-DC2」を同梱。EVF内に表示されたAF枠の位置を背面の液晶モニターから直感的に指定できる「タッチ&ドラッグAF」も採用する。

デュアルピクセル CMOS AFに対応した、クロップ(切り出し)のない4K/30p動画の撮影にも対応し、レンズ本来の画角を活かした動画が撮れる。動画の形式はMPEG-4 AVC/H.264(MP4)。また、フルHD/120pのハイフレームレート動画撮影にも対応。なお、ハイフレームレート動画撮影時は画角が狭くなり、記録中はAFが固定となる。

スマートフォンとWi-Fi/Bluetooth接続して画像転送などが可能。Wi-Fiに接続されているスマホへ撮影と同時に画像を自動送信できる「撮影時画像自動送信」も利用でき、動画撮影時は、カメラ側で4K動画をフルHDに変換して送信することで、4K動画に対応していないスマホでも再生できる。

また、キヤノン製のiPad用画像編集アプリ「Digital Photo Professional Express」を使用すると、色やディテールの調整などRAW現像による作品づくりを楽しめる。

インターフェイスはUSB Type-C。HDMI出力や、ステレオミニの外部マイク入力も備える。別売USB電源アダプター「PD-E1」にも対応し、バッテリーを本体から外さずに充電できる(カメラ電源オフの状態)。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードで、UHS-I対応。外形寸法は119.6×49.2×70mm(幅×奥行き×高さ)、重量はバッテリー/カード込みで約408g、本体のみで約361g。

EOS M6 Mark II紹介動画