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ウルトラマン名曲コンサート、シン・ウルトラマン情報も。円谷プロの祭典12月開催
2019年9月26日 18:02
12月14日と15日の2日間、東京ドームシティで開催される円谷プロダクション史上最大の祭典「TSUBURAYA CONVENTION 2019」。その中で15日に行なわれるコンサートプログラム「ULTRAMAN MUSIC LIVE~The Symphony~」に関する追加情報が発表された。昭和、平成、令和の各時代のウルトラマンシリーズ作品を代表するゲスト出演者が決定。ステージに登場する藤巻亮太さん、T-BOLAN森友嵐士さんらが出演への思いや意気込みなどを語った。
今回のシンフォニーコンサートは、ウルトラマンシリーズの名曲を、東京フィルハーモニー交響楽団によるフルオーケストラ演奏と、藤巻亮太、May J.、森友嵐士らのアーティストの歌唱で楽しめるもの。15日に2回開催され、1回目は開場12時45分、開演13時30分。クロージングセレモニーを含む2回目は開場16時45分、開演17時30分。
演奏される、冬木透作曲「交響曲ウルトラコスモ」パートでは、上原正三による書き下ろしナレーションを加えて初演。数多くのウルトラマンシリーズ作品を手掛けた作曲家と脚本家による本作のナレーション部分を、「ウルトラQ」や「ウルトラマン」のナレーターを務めた石坂浩二が担当することが決定した。
17時30分開演のプログラム演奏後に実施する「TSUBURAYA CONVENTION 2019 クロージングセレモニー」には、昭和、平成、令和各時代を代表するウルトラマンシリーズ作品のメインキャストである、「ウルトラマン」の黒部進(ハヤタ隊員役)、桜井浩子(フジ・アキコ隊員役)、「ウルトラマンダイナ」つるの剛士(アスカ・シン役)、山田まりや(ミドリカワ・マイ役)、「ウルトラマンタイガ」井上祐貴(工藤ヒロユキ役)、吉永アユリ(旭川ピリカ役)がスペシャルゲストとして登壇する。
ULTRAMAN MUSIC LIVE ~The Symphony~
開催日 2019年12月15日(日)
時間:(1)開場12:45、開演13:30、(2)開場16:45、開演17:30(クロージングセレモニー含む)
会場:TOKYO DOME CITY HALL
チケット料金:(税込)︓S席10,000円、A席8,500円、B席7,000円
出演者:角田鋼亮(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団ほか
ゲストアーティスト:DEEP SQUAD、藤巻亮太、Maana、May J.、森友嵐士(T-BOLAN)
ナレーション:石坂浩二
クロージングセレモニーゲスト:黒部進、桜井浩子、つるの剛士、山田まりや、井上祐貴、吉永アユリ
東京国際映画祭で「ウルトラQ」4K上映。トークイベントも
既報の通り、ウルトラマンシリーズの原点となった1966年の特撮テレビドラマ「ウルトラ Q」が4K/HDR化され、4K Ultra HD Blu-rayソフト「ULTRAMAN ARCHIVES ウルトラ Q UHD MovieNEX」が11月20日に発売される。
UHD BD化にあたり、35mmオリジナルネガ フィルムを初スキャンし、4Kデータ化。入念なレストア作業を経て生まれた今回の4K映像が、10月28日~11月5日に開催される「第32回東京国際映画祭」において上映されることが決定した。
期間中に、厳選された「ウルトラQ」の4エピソードを“最高画質”で上映。ゲストを招いての「生Premium Talk」も上映後に実施する。
【上映作品】
・Episode 19「2020年の挑戦」ゲスト:中島かずき(劇作家・脚本家)
・Episode 16「ガラモンの逆襲」ゲスト:伊藤和典(脚本家)
・Episode 14「東京氷河期」ゲスト:隠田雅浩(円谷プロ 製作本部)
・Episode 15「カネゴンの繭」ゲスト:雨宮哲(アニメーション監督・作画)
イベント「ウルトラ怪獣の誕生『ウルトラQ』から『ウルトラマン』へ」の開催も決定。11月4日14時から六本木ヒルズアリーナで行なわれる(荒天中止)。入場は無料。
怪獣ブームを巻き起こした「ウルトラQ」の人気怪獣、カネゴン、ガラモン、ペギラ、ケムール人のほか、科学特捜隊隊員たちも登場する。ゲストは黒部進、桜井浩子。
出演アーティストがウルトラマンへの思い語る。2020年以降の新展開も
円谷プロの永竹正幸社長兼COOは、新作「ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ」を、9月29日よりYouTubeチャンネルで世界同時配信開始することや、12月5日から上演する、若年層や女性などを主なターゲットとした“2.5次元”展開の第2弾「DARKNESS HEELS~THE LIVE~ SHINKA」などの取り組みを紹介。
庵野秀明企画・脚本、樋口真嗣監督による「シン・ウルトラマン」については、斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊らに加えて、新キャストとなるHey!Say!JUMPの有岡大貴、早見あかり、田中哲司の出演を発表した。
さらに、斎藤工と樋口真嗣監督が、12月14日のTSUBURAYA CONVENTIONオープニングセレモニーに登壇することが決定。永竹社長は「作品の新たな情報も届けられる予定」とした。
11月7日~2020年1月26日に開催する「体感アトラクション かいじゅうのすみか」は、円谷プロならではのアナログ特撮技術と最新のデジタル技術を駆使して「かいじゅう」たちの魅力を味わえるというイベント。パナソニックが技術協力している。会場は東京ドームシティ。料金は前売りが大人1,700円、子供800円。当日が大人1,900円、子供1,000円。案内人を務める小山薫堂と共に、一足先に体験したという永竹社長は「エレキングの発電するイメージを体感できる」といった見どころを紹介した。
塚越隆行会長兼CEOは、2020以降の方針について概要を説明。プロダクションとして、作品づくりを変わらず進めながら「“ブランドプロミス”をしっかりしていく。我々の作品やイベント、サービスなどに対し、どういうイメージを持たれるかを大事にする。期待を超えるような作品、商品、サービスを作っていきたい」とした。
また、“新しい表現”にも挑戦。最新テクノロジーなども駆使して「お客様にワオ、と思っていただけるような作品、商品を作っていくのが円谷が目指していかなければいけない」とした。
15日の「ULTRAMAN MUSIC LIVE ~The Symphony~」に出演するアーティストもゲストとして登場。ステージへの意気込みなどを語った。
来年40歳の節目を迎える藤巻亮太さんは、ウルトラマンについて「幼かった中でも、感覚的に正義や勇気などを学んだ。大人になると、正義感が揺らぐこともある。それでも、ウルトラマンが戦うことは一つの規範となるのでは。そうしたメッセージを音楽で発信できたら」とした。
EXILEの背中を観ながらこれまで歩いてきた、というDEEP SQUADのメンバーDEEP YUICHIROさんは「音楽を通じて正義や愛を伝えていけたら。6人できれいなハーモニーを響かせたい」とコメント。
出演に際し、ウルトラマンの映画を観たところ、高校の同級生だった小柳友が作品に登場していたのを発見したというエピソードを語ったMaanaさんは「12月15日が私の分岐点。それを機に覚えていただいて、(ウルトラマンのように)シュワッ!と行きたい」と笑顔を見せた。
「ヒーローは“親父”だった」というT-BOLANの森友嵐士さん。「子供に、未来に、ヒーローとう意味を伝えられる大人になっていきたい。今回のシンフォニーの中で歌えることを通してメッセージを伝えられたい。オーケストラの中で歌うのは初めてで、シンフォニーの中で自分の声がどんな風に反応するか楽しみ」と語った。