ニュース
「映画 すみっコぐらし」再び邦画動員数1位に。“大ひっと”御礼舞台挨拶開催
2019年12月2日 16:31
11月8日より劇場公開した「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」が、公開4週目を迎え、全国117館で716,224人を動員。興行収入は8億5,719万6,900円を突破。11月30日~12月1日の国内映画ランキングで、再び邦画の動員数1位に輝き、全体ランキングでも「アナと雪の女王 2」に次いで動員数2位という好成績を記録した。
同週末には、11月30日に関西で開催する初めての映画すみっコぐらしイベントとなる「“すみっコたち、かわいい”って言い放題♡応援上映会 with ヨーロッパ企画」をなんばパークスシネマにて開催。
翌12月1日には「大ひっと御礼舞台挨拶つき上映会」を、丸の内ピカデリー&イオンシネマ市川妙典にて開催。ぺんぎん?、しろくま、とかげ、ねこ、とんかつの5人が集合。満席御礼のイベントとなった。ゲストとしてまんきゅう監督も参加した舞台挨拶のレポートが到着した。
すみっコたちが感謝の気持ちを込めて大集合!
舞台挨拶では、すみっコたちが感謝の思いを伝えるべく真っ赤なリボンを付けた正装姿で大集結。一生懸命歩きながらステージに登ろうとするすみっコたちに客席からは「頑張って~!!」「赤いリボンが似合っているよ~!」などの声援が送られ、壇上で近づきすぎて大渋滞を起こしそうになるすみっコたちの姿には、温かい笑い声が沸き起こった。
まずは挨拶の代わりに、自己紹介文がスクリーンに映し出され、ぺんぎん? はペコリ。とかげは尻尾をフリフリ。しろくまは寒そうに体をブルブル。とんかつは「オオカミにはたべてもらえる...?」とウッキウキ。最後はねこで、紹介を受けると、急に照れてしまいステージを爪でカリカリ。すみっコたちの可愛らしい動きとリアクションがあるたびに、会場からは黄色い悲鳴。
一方、ひよこ?のぬいぐるみを持って登壇したまんきゅう監督は「こんなにたくさんの方々に観てもらえて嬉しい。すみっコ7周年ということで、映画を作る際にファンのみなさんのために作ろうという決意を固めて挑みました」と制作の舞台裏を明かし、「結果的にファンだけではなくて、すみっコ愛が多くの人に伝わったようで嬉しい」と大“ひっと”を噛みしめていた。
映画のお気に入りシーンとお気に入りポイントをTwitter上で募集する企画「#映画すみっコぐらしおひろめ隊」も実施。その一部をカテゴリーに分けて、まんきゅう監督の解説入りで発表する贅沢な展開もあった。
「くすっと編」では、『とんかつがえびふらいのしっぽを探しにいくシーン』をピックアップ。Twitter上では「とんかつの保護者感がかわいい」という意見や「揚げ物コンビの足音がサクサク」というマニアックな感想も。まんきゅう監督は「実は足音にはこだわって、カラッと揚がった感じの音をオーダーしました。しかもとんかつとえびふらいのしっぽでは足音が違う」と細部に渡るこだわりを明かした。
『桃太郎になったねこが登場するシーン』もTwitter上では「桃で爪とぎをしているのがかわいい」と人気。
「ほっこり編」では『しろくまがひよこ?にふろしきを貸してあげる』シーン。Twitter 上では「寒さが苦手なしろくまなのに、ふろしきを貸してあげる優しさ」や「マッチを擦って幻を見るシーンもかわいい」と好評。まんきゅう監督は「マッチを投げ捨てるのもポイントです。火がなくなったら潔い。それがしろくまっぽいですよね」と笑顔を浮かべた。
また『とかげがひよこ?と海辺で語り合うシーン』は「海を眺めて物思いにふけるひよこ?にそっと寄り添うとかげの優しさ」にほっこりする人が続出。まんきゅう監督は「とかげが実際にいたらモテそうですよね~。落ち込んでいる子に寄り添って、多くを語らず傍にいてくれる。なんて素敵なんでしょう!」と太鼓判を押した。
続いては「きゅん編」。『ぺんぎん?がひよこ?の手を取ってクルクル回るシーン』。これには「迷えるひよこ?に自分を重ねて喜んでいるぺんぎん?がかわいい」や「このあとひよこ?を連れて走り出すシーンもかっこいい」などの感想が寄せられた。
最後は、作品を手掛けたまんきゅう監督お気に入りのシーンを公開。冒頭付近のシーンで、すみっコたちが喫茶すみっコでくつろいでいる場面。まんきゅう監督は「何気ない日常って幸せですよね。すみっコたちの暮らしぶりを覗き見しているような感じが好き。最初に作ったシーンでもあり、一番何度も見ているシーンなので、個人的な思い入れも強いです」とその理由を説明した。
舞台挨拶の締めくくりは、観客によるすみっコたちの写真撮影タイム。老若男女入り混じった歓声に包まれながら、すみっコたちは舞台上でハイ、ポーズ! 大“ひっと”御礼舞台挨拶は終始笑顔溢れるイベントとなった。
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」あらすじ
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。
絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ……? 「このコのおうちをさがそう! 」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。