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MSB、USBオーディオを「究極の低ジッター化する」という“Pro USB”アダプター

アクシスは、米MSB Technologyの“Pro USB”アダプターを1月に発売する。USBオーディオの電気的信号を、MSB独自の“Pro ISL”方式による赤外線レーザー光に変換し、究極の低ジッター化/高精度化を果たすという。価格はPro USBアダプター + Pro ISLモジュール + Pro ISL cableセットになった「“Pro USB”スターターパック」が36万円、Pro USBアダプターだけの単品モデルが18万円。

MSB Technologyの“Pro USB”アダプター。その内部

PCやUSBオーディオ出力が可能なNASなどと、DACの間に挟むように接続する製品。USBオーディオの電気的信号を、MSB独自のPro ISL方式による赤外線レーザー光に変換。Pro ISL方式で出力し、MSBの対応DACに伝送して再生する。

これにより、PCやNASなどのUSBオーディオサーバーとDACとの間で、完全アイソレーションを図り、かつ完全同期による「究極の低ジッター化/高精度化を果たす」という。対応するDACは、Pro ISLモジュールを装着した最新のMSB DACである「Discrete DAC」、「Reference DAC」、「Select DAC」など。前述の単品モデルは、既にPro ISLモジュール+ Pro ISL cableを持っている人向けの製品となる。

“Pro USB”アダプター
接続模式図

赤外線レーザー光信号を搬送する光ケーブルには「シングルモード・デュプレックス・グラスファイバー」を採用。1Gbpsのデータを1km先に送っても、レベルロスは僅か0.3dB以下という超大容量/低損失の超高速通信と、相互の完璧なアイソレーション化を実現したとする。

その光ケーブルは、2本一組で使った「双方向通信」方式を採用。一本は、MSB DACから高精度マスタークロックをPro USBに送るためのもの。もう一本は、Pro USBで光変換されたUSBオーディオデータをMSB DACのPro ISL入力に送り出すためのもの。

Pro USBに入力したUSBオーディオ信号は、DACから送られてくるマスタークロックに完全同期。MSB Pro ISL方式によってシリアルバスデータ化された超低ジッターの光オーディオ信号(Bit Clock/Word Clock/LR Data)をDACに送る。

対応データレートは、PCMが768kHzまで、8xDSDもサポート。MQAのフルデコードにも対応するが、デコードを可能とする最大レートはDAC側のスペックに依存する。

なお、Pro USBは、Pro ISLモジュールを装着した最新のMSB DAC(Discrete DAC/Reference DAC/Select DACなど)との組み合わせで機能する。

外形寸法は、49.53×152.4×22.352mm(幅×奥行き×高さ)。