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JASRAC、管理手数料実施料率を一部引き下げ。'20年3月分配期のみ

日本音楽著作権協会(JASRAC)は14日、著作物使用料等を作詞者・作曲者・音楽出版社等の権利者に分配する際に控除する管理手数料の実施料率を、'20年3月分配期に限り、引き下げると発表した。

同協会では、一般会計収支を単年度決算とし、経常収益が経常費用を上回った場合、収支差額金として翌年度に権利者へ分配している。今回の一部引き下げは、'19年度('19年4月~'20年3月)の経常収益が予算を上回り、経常費用が予算を下回る水準で推移していることによるもの。

対象となる使用料の区分は、「演奏等」「放送等」「有線放送等」「インタラクティブ配信」。

実施料率は'20年3月分配期に限り、演奏等の上演・演奏会等・社交場・ビデオ上映は25%→23%、カラオケは24%→22%、大規模演奏会等・遊技機上映/演奏は15%→13%、放送等は9%→8%、有線放送等は10%→9%、インタラクティブ配信は10%→9%へと引き下げられる。

年度内最後の実施料率引き下げは、'19年度も実施していた。