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ハリウッド映画でも使われたミニマイクを、両耳にセットするバイノーラルマイク

ヒビノインターサウンドは、デンマークの音響機器メーカー、DPA Microphonesのバイノーラルマイク「CORE 4560」を2月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円前後。

バイノーラルマイク「CORE 4560」

映画制作や放送局などで評価されているというミニチュアマイク「CORE 4060」を搭載した、ヘッドセットタイプのバイノーラルマイク。イヤフォンのように両耳にセットし、周囲のサウンドを正確かつ自然に収音。「映画やゲームなどの音作りはもちろん、音質にこだわる動画配信など、より繊細で再現性の高い音質を必要とするすべての人へ新しい選択肢を提案する」という。

CORE 4560のマイク径は5.4mmと小さいが、「その小ささからは想像できないほど透明感のある自然な音質が特長の無指向性コンデンサー型マイク」だという。映画「スパイダーマン:ホームカミング」や「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」の撮影にも採用された。

また、CORE 4560には、感度の差が1.5dB以内の厳選したふたつのマイクを搭載しているため、左右のバランスが良い極めてナチュラルな収音が可能という。

ヘッドバンド部には、頭のサイズや形状に合わせて調整可能な軽量かつ柔軟性の高いフレームを採用。左右のイヤーフック部にあるマイクは、イヤフォンと同じ要領で外耳道の近くに配置する。

付属のウインドスクリーンを使用することで、ウインドノイズを防ぐと同時にマイク位置が安定。付属のクリップで衣服に固定することにより首を動かしてもマイクがずれにくく、安心して動き回ることができるとする。

CORE 4560のマイクカプセルはIP58規格に適合。塵や水分に対する高い耐久性も備え、マイクカプセルは純水を使用したクリーニングも可能。

出力コネクターにはMicroDotタイプを採用。別売の変換アダプターと組み合わせることで各社のワイヤレスシステムに接続できるほか、XLR3ピンコネクターへ変換して各種レコーダやミキサーへの接続も可能。DPAのオーディオインターフェース「MMA-A」を併用することで、iOSデバイスにも接続できる。

周波数レンジは20Hz~20kHz、感度(±2dB,1kHz)は-34dB re 1V/Pa。全高調波歪率(THD)は1%以下(129dB SPLピーク)、ダイナミックレンジ(代表値)は106dB。最大音圧レベルは134dB SPL peak。電源はファンタムDC48V±4V。コネクターはMicroDot×2。重量はケーブルも含めて約30g。